蓮根川をたどる①
2010年 12月 07日
新河岸川の支流は出井川以来ですから久しぶりです。
上流端から河口まで下っていくことにしましょう。
訪問日:2009/7/20、2010/3/14、2010/10/17
これが国土地理院の「数値地図 5mメッシュ(標高)」CD-ROMからの画像。
これを見ると、左とか右から流れ込む支流がたくさんあるように見えますが、痕跡が残っているところはほとんどありません。
また、東隣にもくっきりとした別の谷がありますが、こちらは全く川跡がありません。
おそらく早いうちに埋め立てられたのでしょう。
ただし、地形的には面白く、東京スリバチ学会さんも訪問されています。
まずは上流の方を探索してみます。
左手にこんな補強工事がしてあるところの脇を通っているようです。
この先、上流方向へ進みます。
その隣はこんなゴツゴツとした護岸。
その先は、こんな階段の脇を通って細い道が続いています。
苔も生えているし、マンホールも多い。
申し分のない暗渠ですねぇ。
その先の左手は若木中央公園。
その先は舗装が不自然。
うーん、ますますいいですねぇ。
右の細い道へ進みます。
不自然な舗装の右手には、怪しい分かれ道が。
ちょっと進んでみましょう。
こんな風にカクカクとして・・・
こんな感じの行き止まりで終わります。
暗渠とは関係ないかも知れませんが、怪しいので一応紹介してみました。
本流の先はこう続き、
こんな民家にぶつかって終わり・・・と見えますが、奥の方の左手には垂直な崖があり、その脇をさらにたどれるようにも見えます。
暗渠上を直接は通れませんので、脇の道からのぞいてみると、こんな感じ。
車止めが怪しい。
さらにこんな急坂を登っていくと、
今度は崖の右手にコンクリート蓋の側溝が見えます。
ここが追いかけられる限界です。
さて、出発地点に戻ると、ここから先しばらくは暗渠らしさが失われたエリアとなります。
先の方には急崖が見えます。
少し進むと、左手に川跡を模したような散歩道が現れます。
ちょっと面白くないけど、さらにたどっていきましょう。
よく整備されていますねぇ。
ここでようやく暗渠らしい道が始まります。
こんな風に蛇行して、
ここでいったん終わりとなります。
奥に見えるのは環状八号線。
次にたどれるのは、この環八の反対側。
はるか先となります。
反対側に回りました。
こんな素朴に残されている場所もあります。
歩道のすぐ左は少しへこんでおり、この辺を流れていたのかなあ、なんて勝手に考えてみたりして。
ようやくここからちゃんとした暗渠再開です。
両側との段差がかなりあります。
ちょっと粗雑な造りの階段。
ここに突き当たってまたいったん終了です。
この先は、高速5号線の通っている道を越えて先に続いています。
ほとんどが緑道として整備されており、先にご紹介した出井川と似た感じになりますが、それなりに特徴もあります。
次回は続きをたどります。
今回のルートです。赤が前半、青が後半。
by ankyo-nekomatagi | 2010-12-07 19:32 | 新河岸川系