川崎暗渠狂想曲【等々力緑地編】⑦木月堀(後編)
2010年 12月 30日
訪問日:2010/11/14
団地内の歩道を進んでいきますが、カクカクと蛇行しています。
このあたりはずっとコンクリート蓋。
歩道から分かれてまっすぐ進んでいきますが、ここからは補修済みの「スケキヨ」ルートとなります。
いやいや、ルートとしてはいい感じなんですが。
ここは民家の裏手ですごくさびしい感じ。
この右手の古民家は木が鬱蒼としていて昼なお暗く、「くらやみ」と呼ばれて有名なスポットのようです。
しかし、暗渠の方は今は真っ白になってしまい、だいぶ雰囲気は壊れています。
狭い道を抜けたところからは昔ながらのコンクリ蓋となっています。
縁石もあっていいですねぇ。
やっぱり私はこっちの方がいいです。
かつてはこのあたりに「木月堀とくらやみ」という案内板が立っていたそうですが、今は見当たりません。
これから補修を始めようというのでしょうか。
その先で中原街道を越えていきます。
ここで見ると暗渠が続いているかどうか不安になりますが・・・
ちゃんと続いています。
先の方は「変態」済みですが、ぐにゃぐにゃと蛇行しています。
そしてここへ来ました!
井田堀とのニアミス地点。
同じ道路の両側です。
木月堀はコンクリートの舗装になっていきます。
こちらの歩道だけがカクカクと蛇行しています。
南部線を越えてここへ続きます。
・・・というのは、当日犯したミス。
これは井田堀の方です。
左隣のこっちが木月堀。
真っ白暗渠が始まっていました。
うわー、真っ白!
真っ直ぐ!
このあたりは井田堀と似たような感じに。
住宅内の暗渠。
ここではコンクリ舗装、コンクリ蓋、補修済みコンクリ蓋、赤鉄板と華やか。
ここでは横断歩道の一部と化しています。
やや蛇行しつつ、
ここから普通の歩道風の道が続きます。
そして、この地点が井田堀との合流地点。
第4回の冒頭写真は、ここで右を向いて取った写真です。
この先も歩道が続いていますが、かなり長い間暗渠サインがありません。
かなーり進んで、ようやくコンクリ蓋が現れました。
すぐ左に曲がっています。
本当にこれが続きなのかどうか分かりませんが、一応たどってみます。
1ブロックだけコンクリ蓋が続きます。
次の交差点で途切れますが、右折して斜め向かいの「国際交流センター」の脇の歩道に続いていると思います。
こんな広いし。
ここから暗渠らしく。
国際交流センターの南側を蛇行していきます。
右の建物も蛇行に沿って建てられているので、元々このラインは蛇行していたに違いありません。
そして、ここで蛇行は終わり、後は分からなくなりました。
この辺、もう少し探すと痕跡が見つかるかも知れません。
井田堀と比べ、上流の方は野性味あふれる草ぼうぼう暗渠、下流はコンクリ蓋暗渠でよかったのですが、「スケキヨ」化されている区間も結構あり、やや興ざめでした。
特に、「くらやみ」が雰囲気台無しなのは、暗渠ファンとしては残念でしたね。
というわけで、本年の更新はこれで終わりです。
来年は1/5に川崎暗渠の続きをアップしたいと思います。
正月前後は、更新もメンテナンスもできません。
なので、スパムの方もこの間はご遠慮下さいw
では、よいお年を。
by ankyo-nekomatagi | 2010-12-30 19:09 | 川崎市の暗渠