川崎暗渠狂想曲【登戸・向ヶ丘遊園編】⑦紺屋前堀(その2)
2011年 02月 07日
さて、今回は登戸駅周辺の水路の痕跡を探索していきます。
ここは、前回の最後に見たコンビニの前を左折してしばらく進んだところ。
撮影位置の背後には登戸の駅があります。
ああ、川っぽいですねえ。
これもlotus62さんが記事にされていましたが、左から合流する高架暗渠。
コンクリ蓋が奥へ続いています。
この行く末はどうなっているのか、最初に訪問した日は見届けなかったのですが、後日たどってみました。
ぐるっと回り込んでみました。
ちょっと私有地っぽいですが、ここを入ると、右から続いてきているはず。
奥まで入ると、コンクリ舗装が右から左へと横切っています。
右側はこう。
土をかぶっていますが、コンクリート蓋です。
この奥が先ほどの高架暗渠の位置です。
このカラーコーンの位置まで近づいてみると、
一瞬開渠。
水もわずかに流れていました。
振り返るとこう。
コンクリ蓋。
蓋の幅がバラバラ。
先の方は建物が立ちふさがっていますので、反対側に回ります。
反対側には何の痕跡もありませんでした。
このすぐ背後はもう小田急線の高架です。
暗渠の続きははっきりとは分かりません。
スタート地点からのルートに戻りましょう。
旅館「ふくだや」の脇を通ります。
入口が暗渠わきにあります。
左に曲がっていきます。
その先、右から支流らしき側溝が。
ここで左右に分かれますが、どちらへ向かっていたのかも分かりません。
この先はあっさり諦めます。
さて、また別の物件に当たります。
上に見えるのは小田急線の高架。
左方向に登戸の駅があります。
小田急線の真下にあるこの物件は、何とも巨大な暗渠でした!
幅4メートルほどもあるでしょうか。
振り向くと、細い道になっていますが、ここへつながっているとは思えないんですよね。
ここを入ると、旅館「ふくだや」の裏口につながります。
通り抜けることはできません。
先ほど見失ったコンクリート蓋暗渠はここを右に少しずれた位置にあるので、そこにつながっているのでしょうか。
はっきりしません。
巨大暗渠の脇からのぞき込むと、
現役の川でした!
水流は細いのですが。
先に続くは幅広のコンクリ蓋。
逆方向から見ると、この巨大な断面!
驚くほど大げさな造りです。
その先はこの方向に進むようです。
ここから暗渠っぽい造りになっています。
少し先へ進むと、
ここで終わっていました。
この辺はかなり再開発されてしまっており(左の方は開発進行中)、跡は全く追えません。
この位置は、左方向に前回の第6回で登戸駅に向かってたどったルートがあり、左奥から左手前方向に続いています。
その時、「駐車場の辺りで左に曲がっているはず」と書きましたが、だとすれば、この撮影位置の前方を左から右に進んでいたはずです。
この辺はかなり水路が錯綜していたことがうかがえます。
次回は、紺屋前堀がはっきり追える場所から再開します。
by ankyo-nekomatagi | 2011-02-07 19:04 | 川崎市の暗渠