東京の階段~猫またぎ的ベスト10+α③
2011年 06月 01日
前回ですでに10個を超えてしまっていますので、看板に偽りアリな状況からのスタートです。
最初からタイトルに「+α」は付けているからまあいいか。
12.大塚の隠れんぼ的階段 (豊島区大塚5-13)
新大塚の駅の近くで見つけたこの階段。
この角度で見るとちょっとしか見えない。
隠れんぼしているかのような階段です。
個人宅へのアプローチにも見えますが、
純粋に通り抜け階段です。
しっかし細いなぁ。
このちんまりとした感じが楽しい階段でした。
このあとは板橋区の階段ばかりが残ってしまいました。
板橋区にはいい階段が多いんですよ。
まあ、近場(だった)だからよく知っている、というのが本当の理由かも知れませんが。
13.銭湯脇のひなびた階段 (板橋区徳丸1-32)
前谷津川の支流の谷、「不動通り」へ降りる階段です。
なんかひなびてていい感じでしょ。
この右側が銭湯なのもポイント。
右のスペースは銭湯の薪を置いておく場所で、たまに薪で埋め尽くされていることがあります。
階段との境の板が全部こちら側に倒れています。
このおおらかさがグッとくる。
先の方は1ヵ所細くなっています。
その先で振り返ると、集合住宅へのアプローチ階段につながっています。
両者の間には、何ともカオスな感じの階段。というか未整備の段差。
形がぐちゃぐちゃ。
のどかですねえ。
最後はなだらかなスロープで高台に出て終わりです。
何てことはないんだけど大好きな階段です。
14.無意味クランク階段 (板橋区中台2-3、7の間)
次はここ。
この階段、何の変哲もないようですが、まっすぐ上がる造りにしてもよさそうなのに、わざわざ踊り場でカクンとクランクしています。
不必要に幅を取っている変な階段です。
右の階段の途中にはこんな変なマンホールも。
上から見下ろすとこう。
かなり急ですね。
でもクランクしているおかげで、足を滑らせても途中までしか転げ落ちません。
そういう配慮なのでしょうかw
15.ジグザグ坂をショートカットする階段 (板橋区西台1-27)
次はここ。
ここはまず地形が面白い。
左の道を手前方向に降りてきて、奥へまた降りて、そこからまた手前の方に降りてくる、というジグザグな坂道になっています。
ここを先に進むと、
右手にショートカットする階段が現れます。
そもそもこの階段必要なんでしょうかねぇ。
一歩先へ行けば坂を降りてこれるのにね。
下から撮ってみました。
こうして見るとこの右側のスロープはきついですか。
真ん中のスロープを先に進んだところ。
植え込みで階段が隠れちゃってます。
ひっそり。
そもそもこのジグザグ坂が面白い。
坂とセットで楽しく鑑賞する階段でした。
16.だまし絵的階段 (板橋区西台1-16)
さて、この階段は、手すりがなくて危なっかしいけど普通の階段。
・・・でしょうか?
実はこんな角度の階段でした。
いや、もはや階段ではないですね。これは。
写真の角度によっては普通に見えるから不思議。
17.降りたところにスペースがない階段たち
これは降りたところにスペースが全くない階段。
気がつきにくいけどよく見るとすごく不思議。
上から降りてきたら、最後は横へ飛び降りるしかありません。
(板橋区徳丸3-32)
上の写真の階段は私有地内なので近くまで行けませんでしたが、大田区で見つけたこの階段は公道に面しています。
近くに行ってみましょう。
(大田区羽田5-9)
こちらの階段もほんとにスペースが全くない・・・。
おや?
下の4段分に横から何か突き出していますね。
ここを踏み台にして上り下りするわけですね。
頑張りましたね。
この4段分だけ「外側」も歩けるわけです。
こんなに工夫した階段なのに、上がった先は物干し台があるだけ!
面白い。
この階段は、1階~2階~3階を結ぶ外階段ですが、
(北区上十条1-29)
足元に、体を入れるスペースがありません!
子どもなら何とか出入りできるかも知れませんが、大人はまず通れません(ちょっとだけ登ってみようかと思いましたが、やってみたら無理でした)。
おそらく、元々はこの室外機につながっているパイプはなかったのだと思いますが、あとから付けた結果、通行不可能な構造になってしまったのでしょう。
ふと見上げると、上の室外機もまた2階から3階への通行を拒否しています!
この外階段、元々設置に無理があったと思いますが、その後完璧に使えないトマソン物件にされてしまったようです。
そして、論理的必然として、このドアも「無用ドア」として認定されそうです。
このドアを開けてもどこへも行くことができないのですから。
いやー、面白い。
いかがでしたか。
階段特集。
まだまだ私に見つけられるのを待っている面白い階段がたくさんあるはず。
いつか2回目ができるのでしょうか。
最後に、おまけでベスト○○に入るというほどではないけど気になる階段を続けてお見せします。
形状表現が不可能ないびつ階段。
(板橋区中台3-18あたり)
どっちがオレん家だったっけ、と時々迷いそうな階段。
(板橋区若木2-1あたり)
降りていった先に何もない階段。
(新宿区下落合2-14あたり)
変な所から上がらせるクロス階段。
この低いコンクリート天井を身をかがめてくぐらないと階段には行けません。
しかも何でクロス?
(大田区北千束2-20)
階段として使わせようという意図があるのかどうか疑問な階段。
一番下の段が異常に高い。
(板橋区中台3-19)
最後にオマケのオマケ。
ここを登るのは難しい。
でも登りたくなる。
3段目までw
(大田区南千束1-32)
ではまた~。
by ankyo-nekomatagi | 2011-06-01 17:10 | その他もろもろ