川崎暗渠狂想曲【町田堀編】⑤

今回は、町田堀編のオマケとして、「川崎運河」跡をたどった経過をご報告します。
訪問日:2011/5/14

私が最初に目をつけたのがここ。
神奈川県横浜市鶴見区平安町1丁目。
川崎市と横浜市の境界線上にある場所です。
道路の先の方が盛り上がっています。
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一番高い所まで行ったところ。
先の方が下がっています。
京急の線路より海側はそもそも真っ平らな地域。
堤防は別として、これほどの高低差のある場所はほかにありません。
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これは振り返ったところ。
ちょっとした山の頂上です。
なぜここだけが高いのでしょうか。
もうお気づきかも知れませんが、ここはかつて橋のあった場所です。
「行々子橋」。
橋のところだけ盛り土されているのです。
下の写真では、足元を左右にかつて川崎運河が通っており、海は右側の方向です。
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行々子とは、鳥のヨシキリのことで、「ギョギョシ・ギョギョシ」と鳴く鳴き声からこの漢字が当てられているようです。
橋名の読み方は「ぎょうぎょうしばし」か「よしきりばし」か、どちらかだとは思いますが、分かりません。
見渡す限り平らなこのエリアで、水路を渡るために作られたこの高低差。
すでに運河は埋められ、橋跡すら残っていませんが、この地形だけは過去を覚えているのですね。



さて、上の写真の左右に道が通っていますので、海へ向かって右へ進むと、ある場所で突き当たりになります。
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「川崎市京町ポンプ場」。
運河はなくなってもポンプ場は残っています。
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ポンプ場の中は通れませんので、迂回して反対側から見てみると、二基の水門を見ることができました。
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京町ポンプ場からは緑道になっています。
これは広い道を横切るところ。
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「京町緑地」です。
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このあたりは川崎市と横浜市の境目近辺を通っていますが、川崎らしい工場もよく見られます。
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運河なのでほとんど真っ直ぐのルートなのですが、この先ではやや右に曲がっています。
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しばらく行くと、親柱の残る橋跡に出会いました。
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橋名のプレートははずされていますが、「日東橋」です。
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その先は「日東浜公園」。
運河跡の公園です。
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ここで日東浜公園を出ます。
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しばらく行くと、行き止まりになりました。
「産業道路」を越えていくためです。
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突き当たって左に進んで振り返ったところ。
ここも橋跡です。
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「入船橋」。
かつて親柱に付けられていたと思われるプレートが残されています。
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さて、入船橋を越えて進むと、水門が見えてきました。
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反対側から見たところ。
埋め立てられているという川崎運河ですが、水門だけは残されているのですね。
手前に見えるのは「旭運河」。
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ここから先は現役の運河。
ここで探索を終えることにしましょう。
かつての橋跡がいくつか残っているのが印象的なルートでしたね。

先の方に横切っているのは、JR鶴見線の線路です。
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さて、じゃ鶴見線で帰ることにしましょうか。
これは旭運河の脇にある「浅野駅」ですが、何と無人駅です。
SUICAのタッチパネルがぽつんと立っているだけで、改札も何もなし。
いや、ここを「改札」と言っているのでしょうか。
何とも開けっぴろげな駅ですねえ。
この鶴見線、ターミナルの「鶴見駅」以外はすべて無人駅なんです。
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構内踏切を渡って、浜川崎行きのホームから改札方向を撮ってみました。
この“通行自由”な感じ、不思議です。
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ホームのすぐ脇に、圧倒的な迫力で迫る変電所があるのも都会ではなかなか見られない光景だと思います。
いや、ここは都会だったと思ったけどな。
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ふとホーム脇を見ると、線路を横切るニャンコ。
やっぱり都会じゃないかw
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なお、「川崎運河」についてはこのサイトが詳しいので、ご紹介しておきます。
このサイトによれば、もう少し上流までさかのぼれたようです。

今回のルートです。


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by ankyo-nekomatagi | 2011-08-31 20:08 | 川崎市の暗渠 | Comments(0)  

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