川崎暗渠狂想曲【上菅生用水編】①

今回は、二ヶ領用水の上流で分水する上菅生用水をご紹介します。
訪問日:2010/11/21、2010/12/19

これが「二ヶ領用水環境マップ」の一部。
右下の方に、緑の点線で「上菅生用水」のルートが書いてあります。
緑の点線ということは、推定のコース、ということになりますが、現地ではそれらしいルートは見つけられましたよ。
なかなか楽しいルートでしたので、早速見ていきましょう。
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ここは、府中街道の脇、小田急線に近い川崎市多摩区枡形3-4。
いきなり細い開渠が始まっています。
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先へ進むと、開渠の上に遠慮なく建物が建っています。
何とも違和感のある光景。
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向こう側に回ってみると、防災器具置き場でした。
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その先は小田急線。
向ヶ丘遊園駅は左方向すぐです。
この階段を上がるほか線路を越える方法がないので、上がってみます。
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反対側に降りると、すぐに五反田川にぶつかります。
この五反田川は付け替えられた川のようですので、かつては上菅生用水はこの五反田川のルートを横切るような流路だったのでしょう。
なお、「上菅生用水」の読み方はよく分からないのですが、「かみすがおようすい」ですかね。
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これは五反田川が二ヶ領用水と合流するポイント。
なお、撮影位置のすぐ左は、五ヶ村堀が分水する地点です。
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五反田川の反対側に回ってみると、うーむ、このルートが怪しいか。
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突き当たりまで行くと、複雑怪奇な側溝が見られました。
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側溝の先を追いかけると、この倉庫の裏を通り、
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うわー、こんな見事なカーブを描いて進んでいきます。
美しい。
前衛アーチストが作ったかのようなフォルムに見惚れてしまいます。
これを見ただけで、もうここへ来た甲斐があったというものです。
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先へ進むと、ポテンとした車止め。
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ぐにゃぐにゃに蛇行しながら進みます。
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この車止めの右側で、
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分岐するルート。
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分岐ルートをしばらく行くと、こんな狭い所を曲がっています。
そして、この変な車止めの先の方は、
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おそらく湧水を流す側溝がやってきていました。
この奥は急な崖で高台になっていくという地形なんです。
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本流に戻ります。
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この位置でまた右に分岐があります。
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分岐というより合流か。
面白そうなので入ってみます。
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突き当たりました。
正面にもすき間がありますが、
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左方向にはこんな目の高さにあるコンクリ蓋暗渠!
すき間が開いているのでのぞき込んでみると、
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カラッカラでした。
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そして、右方向はというと、先の方が何だか面白いことになっています。
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こんなテキトーな階段で上がる仕組みになっています。
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上がって下りて反対側から。
こちらはU字溝をひっくり返しただけの階段。
面白い。
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先に進んでみると、今度はこんな変な階段!
面白いにもほどがある。
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ここから普通になってしまいます。
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いや、普通じゃないですね!
進み方が何かユーモラス。
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そして、ここを先に進むと、先ほどの1回目に分岐したルートにつながってしまいます!
先ほどは途中でやめてしまったのですが、こんな面白いことになっていたのですね。
危ない危ない。
危うく見落とすところでした。

次回は本線に戻って先に進みます。

今回のルートです。
赤が今回、青が次回です。


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by ankyo-nekomatagi | 2012-02-06 21:29 | 川崎市の暗渠 | Comments(2)  

Commented by 谷戸ラブ at 2012-02-07 14:54 x
こちら、地図見ただけでキテる感じしますね。
「変な車止め」の傍の鋭角具合、配管もコンクリも皆俺について来い的な暴走っぷり。小柄な家父長を思わせます。この自分勝手さ、惚れ惚れです。他も細そうなのに蛇行きついですね。

水路上の防災用具小屋「非行少年云々」の貼り紙が、
本日拙ブログでアップした看板と通じるものがあって驚きました。
今回は、相当フィーバーされたのでは?
私は冒頭から動悸がする程高まりました。救心買って来ます。
Commented by 猫またぎ at 2012-02-07 18:42 x
おお、そう言われると。
水路の上の建物に少年非行防止の貼り紙。
同じ構造だったのですね。
怖いくらいの偶然ですね。

二ヶ領用水を回る時は、いつも満足度は高かったですね。
今日はもの足りなかった、なんてことは一度もありませんでしたよ。

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