菊名川をたどる④
2012年 07月 06日
訪問日:2012/3/10
今回は菊名川の分岐した西側のルート、「大豆戸菊名用水」の痕跡を探します。
東横線の反対側に出てきました。
この道が水路のルートです。
左側の歩道がそれかと踏んでいますが。
こっちも本当に痕跡がなくてアレなのですが、歩いていると、こんなものに出会いました!
橋跡です。
歩道と少し位置がずれていますが、通行の邪魔になるので移動されたのでしょう。
橋名は「神橋」。
「昭和三十三年九月竣工」とあります。
菊名川の下流は痕跡が本当に少ないので、貴重な遺稿です。
この橋を渡り、鳥居をくぐった先は杉山神社。
参道にかかる橋は、保存されることが多いように思います。
壊してしまうにはしのびないという心理が働くのでしょうね。
さて、この先は、こんなに道が蛇行しているのが川であった証左と言えますが、これが延々と続くとさすがに閉口します。
しかし、途中で右側に支流跡らしきものがありました!
本流は道沿いにまだ続きますが、もう面白いところもないので、こちらをたどってみます。
階段で下りる。
先に進むと、何だか入っちゃいけない感じになってきました。
で、見えにくいのですが、また階段があります。
階段を下りて振り返ったところ。
なんかいいなあ。
ちょっとドキドキしてきました。
ここで東海道新幹線の高架をくぐります。
高架の手前には飛び出たマンホール!
マンホールに乗って先をのぞき込むと、ちゃんと続いていました。
足元のこのあたりは護岸のような痕跡が見られます。
さて、先ほどのところは入れないので、右から回り込んでみると、写真左の金網に続いていました。
右側の続きは車止めのある普通の道になっています。
金網の奥は、こんな低い位置の川跡。
雰囲気ありますねえ。
細い蓋が置かれていますが、元々はこのくぼみの幅が水路だったのでしょう。
たどってきたかいがありました。
さて、車止めの先は少し道が続いて、
この広い道で痕跡を見失います。
このあたりはかなり開発が進んでおり、このあと痕跡を見つけることはできませんでした。
この菊名川、上流の方はたどりやすくてよかったのですが、下流の方はわずかな痕跡しか残っていないのが残念でしたね。
今回のルートです。
by ankyo-nekomatagi | 2012-07-06 01:07 | 横浜市の暗渠