滝の川をたどる-過去記事の補足
2013年 05月 28日
訪問日:2013/5/19
まず最初は、「横浜・滝の川をたどる①」の記事の補足。
上の記事の6~9枚目の写真で取り上げている支流の追跡を断念していましたが、左に曲がってすぐに六角橋の商店街に出てきていました。
この写真は六角橋の商店街側から撮ったところ。
バリケードがあって少し入りにくいのですが、
少し入ってみると、奥に駐車場が見えますので、まさしく上の記事で見失った場所です。
すぐに商店街に出てきているとは思いもよりませんでした。
で、六角橋商店街の方には何か痕跡はないか、ということですが、さすがに何もないようです。
そして、どこかでこのシリーズの第5回の記事の流れととつながっていたと考えるのが確かに自然ですね。
この支流はこのくらいにしておきましょう。
次は、神奈川区六角橋5-8あたりで合流していたと思われる支流です。
記事では、第3回の記事の21枚目の写真のあたりです。
ここから北へ向かう谷筋があったことは知っていたのですが、全然川跡らしきものがないので諦めていましたが、上流の方には痕跡があると聞いてやってきました。
うっかり上流の方からアクセスしてしまいましたが、奥に階段も見えるこの谷地形から、
細い暗渠が始まっていました!
振り返ると、ここからは歩道のようです。
こちらの上流方向にも谷地形はしばらく続きますが、歩道も途中で終わってしまうので、ここから下流の方に向かおうと思います。
いやー細い。
何だかすごい。
狭い。
うわー、何だか秘境みたい。
超一級の暗渠を見逃していたようです。
ここで広い通りに出て、あとは合流するまでの150メートルほどの間、痕跡は何もありません。
少し出て振り返って見てみました。
ちょっとぞくぞくするような抜け道のスタート地点です。
いやー、この暗渠は素晴らしい。
教えていただいた「おせっかい」さん、ありがとうございました。
そして最後は、滝の川の本流の最上流部です。
このシリーズの第4回では、新横浜通りにぶつかったところでやめてしまいましたが、その後古地図などを見て、さらに左方向(南方向)に続いていたことは気づいていました。
しかし、すぐ横を、広い「新横浜通り」が通っていることもあって、痕跡はなさそうだな、とたかをくくっていました。
新横浜通りから右にそれていくこの細道がその痕跡のようです。
ちょっと今工事中のようですが、いずれにしても「横浜トヨペット」の敷地にもろぶつかっています。
回り込んで先に向かいます。
回り込んでみると・・・あれ?
階段を降りたところからすごい道が始まっています。
おお!
未舗装の「いかにも川跡」なルート。
ばっちり残っていましたねえ。
未舗装路はしばらく続いたあと、
この車止めで終了となります。
いやー、見事なものが残っていました。
痕跡はなさそう、と思い込んでいて、しばらくほったらかしにしておいたのは不覚の極みです。
未舗装路から先は、しばらく住宅街の普通の道が続きます。
しかし、谷地形はくっきりと残っています。
見事なV字谷です。
左が上流方向。
川跡を先に進むと、ここから何と下り坂になってしまいます。
谷地形が残っているとはいえ、かなり大規模な地形改変が行われているようです。
最上流はこの公園のあたり、ということになりそうです。
「片倉うさぎ山公園」。
しかし、水源だった面影は今はなく、園内には全く水っ気がありません。
以上、コメントで「おせっかい」さんからいただいた情報をもとに追加情報をご報告しました。
ずいぶん大事なものを見逃していたものです。
「おせっかい」さん、ありがとうございました。
(それにしてもお呼びしにくいお名前です)
by ankyo-nekomatagi | 2013-05-28 17:49 | 横浜市の暗渠