六郷用水をたどる⑤
2013年 07月 02日
訪問日:2013/5/5
電車区を過ぎ、交番を右に回り込むこのルートが南堀。
全然それらしくありません。
ここでJRの線路を越えますが、線路の手前で左方向にも分水しており、そちらは後に追いかけます。
この踏切の名前。
「大倉踏切」。
線路を越えると、次の十字路を左へ。
次の十字路で、先ほど分かれた分水と交差します。
左奥から右手前に流れてきていたはずです。
左方向を見たところ。
植栽があって、水路跡っぽい雰囲気。
奥に見えるプレハブの倉庫の向こうはもうJRの線路です。
さて、先に進んだこの十字路を右へ。
本当に痕跡がなくて退屈してしまいますが、この交差点の右奥にある公園に案内碑が建っています。
「江戸中期の農政家」。
六郷用水の中興の祖と呼ばれる田中丘隅(たなか きゅうぐ)のことが書いてあります。
しばらく進むと、左手に見えてきた「蒲田温泉」。
“水路沿いに銭湯あり”のことわざ(?)の通り、六郷用水のすぐ脇にありました。
こんな目立つ看板を掲げていますよ。
ボイラーで湧かしているところも通りから丸見えでしたw
さて、蒲田温泉を過ぎるとすぐに京急の線路にぶつかります。
この辺りもすでに高架になっていますが、まだ工事は残っているようです。
回り込んで線路の向こう側に行ってみると、案内碑が建っていました。
奥まで行ってみると、
世田谷の川探検隊さんのサイトによると、この場所に「線路の東側に残された、簡単に蓋をされただけの水路の遺構」というのがあったはずですが、高架化の工事とともになくなった模様です。
先へ進みますと、第一京浜を越えた向こうに続いています。
この歩道部分でしょうか。
道も蛇行しています。
また案内碑を見つけました。
これは反対向きに撮ったところ。
その先は細い道となり、
一瞬一般道と併走し、すぐに分かれていきます。
ここはやけに広い印象。
暗渠っぽさが漂ってきました。
十字路を越えてさらに進みますが、この十字路を右に曲がるとすぐに名物の場所にぶつかります。
暗渠とは関係ありませんが。
これです。
「七辻交差点」。
七差路です。
信号がないことがポイントが高いようです。
せっかくなので「七方向ショット」をご覧いただきましょうか。
写真左の方に見える案内柱と赤いポストを目印にして下さい。
2方向目。
案内柱には「日本一ゆずり合いモデル交差点」とあります。
3方向目。
4方向目。
ちょっと引きすぎて案内柱が見えにくくなってしまいました。
5方向目。
ポストが近づいてきました。
6方向目。
案内柱の裏にいろいろ書いてあるのが見えます。
最後の7方向目。
この交差点に立つと、どっちに向かっていいか分からなくなります。
案内柱の裏面。
「七辻の由来」。
この説明の最後に書かれている「やさしさと思いやりのある心は受け継がれ、この地に事故はない」との文面に自信を感じました。
しかし、もし事故が起きたらこの文面は書き換えるのでしょうか。
七辻の説明に時間を取られすぎました。
次回は南堀を先に進みます。
by ankyo-nekomatagi | 2013-07-02 18:49 | その他東京の暗渠