横浜市 中山駅周辺の暗渠をたどる⑤
2015年 07月 07日
橋を渡って「四季の森公園」の西側のエリアに来ました。
展望台があるので登ってみます。
登ってみると、うーむ、いい眺めですねえ。
...って、何か変なものが下にありますよ。
あれは何の入り口でしょうか?
行ってみると、滑り台でした!
下まで相当な高低差がありますよ!
いい大人がこれで滑り降りちゃだめですよね。
何かスピードが出てすごく怖いです!
ということで、降り切りました。
いやー、結構すごい。
面白かったです。
ここで我に返り、谷を下っていきます。
まだ川はありません。
Google earthの地形陰影図では、今ここ。
下まで下ると池があるようです。
池まで来ました。
案内板によれば、これは「はす池」。
この池の両側に道が整備されています。
さかのぼっていきましょう。
しばらく進むと、ここは「あし原湿原」。
今はこの赤い矢印のへん。
で、その左下に続く谷には道がなく、
鬱蒼とした谷。
これは2つの川が合流しているところ。
写真右からと、下からの流れが合流して、左上の方に流れていきます。
今の撮影位置はここ。
こんなに深い谷なのに、川の流れはほんのせせらぎなんですね。
ここはちょっと整備された谷。
今の撮影位置はここ。
横浜市のホームページを見ると、この「四季の森公園」は、宅地開発を目的に横浜市が買い取った土地を、後に用途変更して自然公園にした、ということです。
ということは、当初予定通り開発されていれば、林はすべて伐採され、山は崩され、谷は埋められて、ここで生を営んでいた自然の生き物はすべて駆逐されていた、ということなんですよね。
人間の業の深さみたいなものを感じながら歩いていました。
さて、このブログらしくない自然豊かな光景はこのくらいにして、「四季の森公園」から出て行く流れを追ってみます。
当分の間は道沿いに進みます。
途中からは暗渠の遊歩道に。
広い道路を横切るところでは、盛り土されているらしく、上り坂になっています。
そこから先は、何だか痕跡がなくなってしまいましたが、手元の昭文社の地図では、何と道の右側に川を示す水色のラインが書かれています。
えーと、この道の右側の側溝のことでしょうか。
確かに道は川っぽくうねうねと蛇行しています。
そろそろ中山駅前の商店街が近づいてきました。
中山駅南口の商店街をここで横切り、
この辺でよく分からなくなってしまいます。
もう少し先はJR横浜線の線路です。
横浜線の反対側に回っても、もう痕跡は何もなく、完全に見失ってしまいました。
いつものように、あいまいなまま終了かと思いましたが、意外なところから答えが見つかりました。
実は1枚前の写真の「中山駅南口の商店街をここで横切り、」というところで、右に90度曲がる流れに分流していたようなのです。
次回に続きます。
by ankyo-nekomatagi | 2015-07-07 12:00 | 横浜市の暗渠