柏駅の暗渠をたどる③
2016年 03月 01日
訪問日:2015/5/18、2015/12/30
国道16号の下流方向は、「柏グリーンハイツ」という団地。
団地の脇の道路がカクカクと蛇行しています。
ここが支流の方の流路と思われました。
いやいや、支流と言ってもどの支流ですかね。
もうよく分かりませんw
本流の方は団地内にしばらく何も痕跡がなく、見失ったかと思いましたが、団地の案内図を見ると、「C棟」と「I棟」の下から青い線が引かれています!
現存の川があるのでしょうか!
現地まで行ってみると、それっぽいものがありました!
ちなみに、振り返った上流方向は、団地内の完全に普通の道路でした。
さて、下流の方ですが、かつては現役の川だったのでしょうが、今は空き地暗渠となっています。
お決まりの物置も置いてあります。
・・・という風にご紹介していますが、実はこの場所も、初回の5月に訪問した時は全く気がつきませんでした...。
後で写真を見返している時に、団地の案内図に川が書かれていることに気がついたのですね。
情けない限りです。
それにしても、この「ほったらかし暗渠」、風情があって素晴らしい。
さて、先ほどの場所には入れませんし、支流の流路と思われる西側の道をたどっていきます。
この不自然な蛇行っぷりは暗渠に思えて仕方ありません。
左側の崖はこんな高さ。
こんな清水寺みたいな崖上住宅も!
そして、駐車場の奥に、本流に近づけそうな場所がありました。
ちょっとお邪魔させていただきます。
やはり金網の向こう側に空き地状態の暗渠が続いていました。
下流の方もいい感じに蛇行しつつ続いています。
さて、さらに続きを探そうとぐるっと回り込んでいったところ、こんな表記を見つけました。
「寺谷ツ湧水」。
本当に湧水なんてあるのでしょうか。
しばらく歩いて行くと、ありました!
この位置は、さっきまでたどっていた支流の右岸側、つまり反対側の道の脇です。
石で隔てられた水路を水が流れてきています。
湧水地点は、2つ前の写真にも写っている場所で、木の幹のすぐ下でした。
薄暗いので、写真がボケてしまいました...。
それでも、「自然の湧水」という感じでいいですね。
そして、この湧水は、道路の反対側のここを通って本流に合流するようです。
もちろん、合流地点を確認することはできません。
ちなみに、今の湧水地点の位置はこの辺。
ずいぶんと回り込んできたものです。
さて、今の道をさらにさかのぼり、何か物件を発見できるか探索していたところ、この道にぶつかり、ここを右折して、
この道の奥まで行って、
このスロープを下り切ると、
本流の真上に出ました!
これは上流方向。
先ほど見た物置が見えます。
振り向いて下流方向。
先ほどの駐車場脇の地点よりもここは上流側ですね。
暗渠の上に出られたことは収穫でしたが、流末を通り過ぎてしまったようです。
確認できるのかどうか、非常に不安でしたが、
この「千葉県柏土木事務所」のアプローチ道の奥にそれはありました。
初回訪問時には、ここは全く見過ごしていました。
この道に入っていこうなどとは夢にも思いませんでした。
土木事務所に特に用はありませんからね。
そもそも団地内の本流を見つけていなかったくらいですから、全く軽視していました。
奥まで行くと、バッチリ続きがやってきていましたよ。
まさしくあの未使用の空き地暗渠です。
これを見つけた時は感動しました。
半年がかりの探索でついに見つけました。
いや、半年ほっといただけなんですけど。
さて、ここから下流は、というとほとんど分かりません。
蛇行するこの道が流路かもしれませんし、その右側の「柏市民文化会館」の敷地内を通っているのかもしれません。
さて、ここから合流地点までまっすぐ進むだけ、と思っていましたが、またもや後日別の支流を見つけてしまいました。
この暗渠は、行くたびに何か見つかります。
いや、単に探索が粗いだけなんですけどね。
by ankyo-nekomatagi | 2016-03-01 12:00 | その他地区の暗渠