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大堀川 篠籠田(しこだ)支流(仮)をたどる②

篠籠田(しこだ)支流(仮)の2回目です。
訪問日:2016/2/26、2016/5/3

前回、常磐線を越えた支流をさらにさかのぼります。
ここから開渠になっていたんでしたね。
奥の方は住宅にぶつかっているようです。
あそこでどちらかに曲がって進むのでしょう。
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で、初回訪問時にうっかりしていたのがこの道。
今の開渠から少し右側を平行に通っているのですが、この先行き止まり、というかコの字に曲がって元の道の戻ってくるしかない、という道なので、ここに入っていこうとは思いませんでした。
しかし、この道に気づいてGoogleストリートビューで見てみると、続きがバッチリ写っていたんですね。
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今の道に入って奥まで行くと、不自然な歩道が出現!
道は広いし、必要性のかけらもなさそうな歩道。
これですよ。
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そう、ここが暗渠なのですね。
冒頭の写真で奥に見えた住宅は、まさにこの右に写っている建物です。
この建物にぶつかって右折し、ここで左折しているんですね。
そして、いつの間にか暗渠になっていました。
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その続きは、道に沿って右に曲がっています。
奥に見える高架は東武野田線の線路です。
この道がコの字になっているのもこの野田線があるからなんですね。
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そして歩道暗渠もここで終わり。
続きは野田線の反対側になるのでしょう。
回り込んでさらに探索します。
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ぐるっと回り込んできたところ、こんな畑の真ん中に突っ込んで来ていました!
脇は駐車場なので、さらに近づいてみると、
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ハシゴ式開渠でした。
水はもうほとんどありません。
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このトンネルで野田線をくぐっていきます。
位置もピッタリなので、これが続きに間違いありません。
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ということで、ここを上流端と判定しそうになりましたが、何だか遠くの方に怪しげなすき間がありますね。
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近くまで行ってみました。
よくある集合住宅の庭、と言えないこともないですが、この植物の繁茂ぶりは、人を立ち入らせないためなのではないか、と疑ってしまいます。
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さらに今のエリアの反対側に回ってみました。
「入居者募集」と「管理」の看板の間に小さく何か書いてある掲示板があります。
「この緑地には、雨が降ると雨水がたまる仕組みになっています」とあります。
川跡を利用した遊水池ということですね。
もう地形も平坦ですし、ここを上流端と認定します。
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これがGoogle earthの地形陰影図で見た現地の様子。
赤い矢印が上の写真の上流端の位置です。
谷地形は消え、本当に真っ平らな地形ですね。
よくぞここまで残っていてくれたものです。
ちなみに、水色の矢印は東武野田線を越えた位置、黄色の矢印は常磐線を越えた位置です。
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さて、今度は下流の方をたどっていきましょう。
ドンキホーテのところまで戻って進みます。
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しかし、すぐに通行止めとなってしまいます。
この左側の敷地は国交省の「柏維持修繕出張所」。
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いい感じのコンクリート蓋暗渠なんですけどねえ。
仕方ないので、右側から回り込んでみます。
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途中、近づけるところがありました。
「柏維持修繕出張所」と住宅の間をまっすぐ進んで行きます。
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そして、最終的にはここに出てきていました。
この位置で写真右方向に90度曲がっています。
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曲がった先もコンクリート蓋が続きます。
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...と、途中で右方向に不自然な空き地を発見!
方向的にはこれが下流方向の続きのはずですが、コンクリート蓋はまだ続いています。
どういうことだ?
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そしてなぜか左に曲がる。
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曲がった先も延々と続いています。
完全に逆方向。
どうもこれは支流で、先ほどの空き地の位置で合流しているということのようです。
ちなみに、奥に見える塔は、「柏維持修繕出張所」の敷地内にあるものです。
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塔にかなり近いところまで来ましたが、どうもここは人の通る道ではなさそう。
例によって「誰かに見つかって怒られるのではないか」というスリルを楽しみつつ進みます。
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そして、最後はこんな突き当たりで終わりになってしまいました。
あーあ。
途中どこにも横道はありませんでしたので、入口まで戻らなければなりません。
そして、反対側に回ってもこの続きは見つけることはできませんでした。
何だか不自然に始まる暗渠で解せませんが、やむを得ません。
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Google earthの地形陰影図で見ると、水色の矢印が現在地、水色の点々が今たどってきた支流のルート、赤い点々が前回からたどってきた本流のルートです。
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さて、さらに下流を目指します。
「不自然な空き地」の反対側はここ。
ここで道路まで出てきていました。
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で、さらに下流は、というとこの道になるのでしょうか。
実は、ここから先は痕跡が消され、ほとんど追えなくなってしまいます。
ここまですごく良い展開だったので、残念です。
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次回は、ここよりも少し下流の位置で合流する別の支流を追ってみます。

by ankyo-nekomatagi | 2016-09-13 12:00 | その他地区の暗渠  

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