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藤右衛門川支流・明花落(みょうばなおとし)をたどる②

明花落の2回目です。
訪問日:2013/11/23

実を言えば、遊水池を過ぎるとしばらく暗渠っぽい痕跡はほとんどなくなってしまいます。
これはGoogleEarthの地形陰影図。
前回の遊水池が右の方に少し見えています。
その少し上流に、西の方から合流している谷があるので、探索してみます。
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とは言っても流路が全然分かりませんw
このくねくねした道がそれかなーとも思いますが、全く確証がありません。
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それでも、今の道を先に進むと、左からこんな道が合流していました。
ここからははっきりした川跡になります。
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しばらく進むと、緑の金網で通せんぼされてしまいました。
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金網の奥は、桟の跡がくっきりと残る舗装暗渠となっていました。
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回り込んでみると、川の位置はやはり谷底となっていました。
高低差はあまりありませんが。
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さて、谷底に降りて下流方向を見ると、これが先ほどの続き。
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振り向くと、また金網の奥に引っ込んでいきます。
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のぞき込むと、おお、開渠になっていました。
わずかながら水もあります。
しかし、残念ながらこれからしばらく近づくことができず、次の観察ポイントはJR武蔵野線の線路の手前となります。
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武蔵野線のところまでやってくると、おお、見事な谷地形となっています。
実は、この武蔵野線沿いの道を歩くと、藤右衛門川とその支流の作る谷に次々と出会うことができて、すごくいいんですよね。
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さて、谷底に降りていく途中に、「この先信号機あり」の表示。
信号があるようには全然見えないんですが。
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谷底まで降りてみると、ああ、ありました。
信号機。
この写真では分かりにくいのですが、信号の上部にデジタルの時間表示があり、あと何分何秒で信号が青に変わるかが分かります。
でも、反対側から来る信号はどこにあるのか、見に行ってみると、奥に見える高台の向こうにある谷の底にありました。
どうも、道路の高台の上の部分が狭いため、お互いに谷底で待機し合う、というシステムのようです。
これは初めて見ました。
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さて、信号機の向こうのこの地点が川が武蔵野線をくぐる地点です。
左側に橋の欄干が見えます。
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下をのぞき込むと、細いながらも水が流れています。
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別角度から。
くぐってくる川幅は意外に大きいのですね。
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線路の上はこんな感じで、ここをくぐっていることがはっきり分かります。
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で、線路の向こう側に回ると、もう痕跡は全くなくなっています。
割と最近宅地化のための整備が行われたようです。
もっと早く来なければいけませんでしたね。

次回は、明花落の本流に戻ります。
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by ankyo-nekomatagi | 2014-04-29 12:00 | その他地区の暗渠 | Comments(7)  

藤右衛門川支流・明花落(みょうばなおとし)をたどる①

今回から、藤右衛門(とうえもんがわ)の下流の方で合流している支流、「明花落(みょうばなおとし)」ををたどってみます。
訪問日:2013/11/23

これはGoogleEarthの地形陰影図。
赤い矢印の谷が「明花落(みょうばなおとし)」です。
ちなみに、その西隣の谷が「藤右衛門川(とうえもんがわ)」そのもの、東隣の谷が「谷中落(やなかおとし)」、さらに東隣の谷が「赤堀用水路」です。
藤右衛門川の支流とは言え、いずれも藤右衛門川と平行に流れており、あたかも藤右衛門川を長男とする四兄弟のようでもあります。
いや、藤右衛門が父親で、あとは三兄弟、ですかね。
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これが「明花落」が藤右衛門川に合流する地点。
大きな口を開けています。
藤右衛門川よりも多いのではないかと思うほどの水量。
しかし、奥の方は工場敷地のため入れません。
工場の向こう側へ回り込んでみます。
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回り込んでくると、一般道のここに出てきているはずですが、ちょっとよく分からない状況。
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しかし、振り返ると、ここから遊歩道が始まっていました。
分かりやすい暗渠です。
ここを先に進んでみましょう。
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広い通りを超えるところに橋跡。
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橋の欄干に、この川の名前が書いてありました。
「明花落」。
いや、しかし一般の人にはこれが川の名前とは分からないのではないでしょうか。
ちなみに、この橋の名前は「風間橋」です。
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さらに少し先へ行くと、見沼代用水西縁(みぬまだいようすい にしべり)と交差します。
もちろん、用水との交差ですから交わってはいません。
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これが見沼代用水西縁。
水位が高いですね。
ですので、明花落はこの下をサイフォン方式でくぐっているのでしょう。
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見沼代用水を超えたすぐ先に金網があって、下をのぞけそうです。
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のぞいてみました。
結構な水音を立てて落ちていっていましたね。
この下を川が流れていることが実感できました。
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今の場所の先は、こんな広く凹んだエリア。
遊水池ということでしょう。
手元の昭文社の地図では「(仮)大谷口公園」となっています。
これから公園として整備する予定なのかも知れません。
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さて、この部分のGoogleEarthの地形陰影図。
今の遊水池はくっきりと青く書いてあるので分かりやすい。
そして、その南の方向に短い谷が伸びています。
赤い矢印のところの谷。
この谷の奥行きのない形からして、暗渠など期待していなかったのですが...
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行ってみたらありました!
縁石で区切られたこの右側の狭い部分!
間違いなくこれは暗渠。
全然期待していなかっただけに、新鮮な驚きを感じました。
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縁石の部分は少し先でぷっつりと途切れていましたが、「売出中」の矢印の方向に続いています。
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ほら、この道の左側。
そして、すぐにまた終了しています。
そこで右折するに違いありません。
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行ってみたら、やはり右折していました。
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ここでまた縁石が途切れ、道幅も狭くなりますが、先の方の左側に緑の金網が見えます。
あそこに続いているのですね。
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金網の手前には、「こういうルートで流れてますよ」と示す鉄板。
何かと表記が親切な暗渠です。
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その先は民家の間に隠れていきますが、その手前には低い橋跡。
見せ場がいっぱいですねえ。
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今のところには入れないので、回り込んでみると、暗渠の痕跡はここからスタートしていました。
写真奥が先ほどの場所です。
貼ってある表示に書いてあるのは、「立ち入り禁止! 水路の周りはキケンだよ!」。
見るからに水路ですから、別に驚くような内容ではないのですが、暗渠めぐりをしていると、「水路」の表示になぜか興奮してしまいます。
職業病でしょうか。
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先ほどの場所で暗渠探索は終わりですが、谷を少し進んで谷頭まで行ってみました。
高低差はさほどありませんが、くっきりとした谷であることが分かります。
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いやいや意外と面白い支流に出会うことができました。
次回は明花落の本流を先に進みます。
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by ankyo-nekomatagi | 2014-04-22 12:00 | その他地区の暗渠 | Comments(2)  

松戸市・長津川をたどる④

長津川の最終回です。
訪問日:2013/11/3

ここで、GoogleEarthの地形陰影図を見ておきましょう。
西の方からさかのぼってきて、池のある辺りから「千駄堀公園」です。
池の名前も「千駄堀池」。
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高架の武蔵野線を過ぎるあたりからだんだん分かりにくくなります。
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ここが流路を確認できる最後の地点。
あとはたどりようもありませんでした。
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公園内には広大な「千駄堀池」。
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池の北の方を見たところ。
奥が谷地形になっているのが分かります。
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これが池に水が流れ込んでいるところ。
写真右(南)方向にはちとウソっぽい流れがあります。
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正面(東)方向にも大きな谷を確認できます。
その手前を左右に横切っているのは高架の道路です。
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正面(東)方向にさらに入ってみると、どうも作り物っぽい流れ。
暗渠派としてはちょっとがっかり気味。
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これは南方向の谷。
こちらにも流れが残されています。
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これです。
こちらは多少本物っぽい。
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それにしてもだだっ広い公園です。
先ほどの流れは、この谷の左の縁を進んでいます。
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これです。
何だか源流っぽい。
本当に源流かも知れません。
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さらにさかのぼると、だんだんと流れが少なくなり、
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茂みの中に消えていきます。
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何となく最後は暗渠探索っぽくなくなってしまったのは残念でした。
シリーズはじめの方の支流の方が面白かったですね。
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by ankyo-nekomatagi | 2014-04-15 12:00 | その他地区の暗渠 | Comments(0)  

松戸市・長津川をたどる③

長津川の3回目です。
訪問日:2013/11/3

上本郷支流が合流した後の長津川。
波打ち鉄板の護岸。
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橋の上から。
奥の方がすごく蛇行していていい感じ!
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川の脇は歩けないので、いろいろと回り込んでたどり、ここに出ました。
この辺の地名、そしてJRの駅名の由来ともなった「馬橋」です。
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「馬橋」の由来が書いてありました。
馬の鞍の形をした橋をかけたところ、橋が流されなくなった、とのこと。
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さて、馬橋を過ぎて、ゴールまで残りわずか。
この位置で一瞬道路の下を通ります。
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舗装の継ぎ目が川の位置を物語る。
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その先は、また開渠で斜め右に曲がっていきますが、正面方向に、増水時の分水路が作られています。
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その先は、JRの線路をくぐりますが、線路の上には特に変わった様子はありません。
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そしてここが新坂川への合流口。
写真手前から奥に流れる新坂川に、左から合流しています。
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さて、これで下流の方は終わり、と行きたいところですが、「新坂川」と名前が付いているくらいですから、この川は治水対策のために新たに開削されたものと思われます。
ということは、新坂川が開削される前は、その先まで続いていたのではないか、と考えられるのですが、新坂川の開削は、Wikipediaによれば昭和7年とかなり古い。
正確なルートをたどるのはかなり難しそうですが、途中まではこんな怪しい中央分離帯が続いていて、それっぽい感じはします。
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下流方向はこれで終わりにして、今度は今回のスタート地点から上流の方をたどってみます。
途中で右方向から支流が流れ込んでいました。
手前が長津川本流で、写真左から右に流れているところです。
この支流、脇に道もなく、たどりにくいのですがたどってみました。
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広い道路を越えて先に続く。
相変わらず脇に道はありません。
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ぐるっと回り込んで、こんなところから唐突に細い水路が始まっていました。
あとは痕跡もないので、ここがこの支流の源流としておきましょう。
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本流に戻ると、この橋のところで道がなくなっています。
写真左が上流方向。
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家と家の間を通っていきます。
また回り込まなければ。
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少し回り込んでみると、広い道を斜めにくぐっていました。
写真奥が下流方向。
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近づいてみると、足元はパイプ置き場にされていました。
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そして、道路の反対側に出て、その先はコンクリート蓋暗渠となっていました。
さらに上流をたどれそうです。
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歩道としてのコンクリート蓋暗渠が延々と続きます。
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この広い道路の右側の歩道ですね。
そして、奥の方に高台が見えます。
上流方向にさかのぼってきて、そろそろ谷地形になってきたようです。
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まっすぐ進みますが、
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ここでカクンと右折。
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ここからは「松戸市立第三中学校」の脇を通ります。
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華麗にカーブしていきます。
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おっと、ここからは開渠のようです。
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鉄製の桟付きの開渠ですね。
・・・ん?
何だか流れが右に曲がっているような・・・。
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前の写真の左側は駐車場なので、ちょっとお邪魔して見てみると、あれれー、完全に左にそれていっていて、コンクリート蓋暗渠とつながっていません!
何だこりゃー!!
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今度は反対側から見てみると、今までたどってきたコンクリート蓋はかなり高い位置にあり、むしろ反対方向に水が流れ出しています。
おそらく下を通る本流はここで流路を変えられた後に下水道に落とされ、水量が増えた時だけコンクリート蓋の下に流れ込むのでしょう。
いやいや驚きました。
実に素直でないつながり方ですw
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さらに上流をたどってみると、こんな谷地形を鑑賞できました。
この谷底を続きが通っているはずですが、
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下流方向はよく分からない状態。
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上流方向は、細いながらも開渠が復活していました。
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ということで、残りは次回に続きます。
もう少しさかのぼると「千駄堀公園」という、広大かつ整備された公園に行き着いてしまいます。
池などもあり、水っぽさはあるのですが、ちょっと人工的な感じになってしまって、暗渠派としては残念なのですが、次回ご報告したいと思います。
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by ankyo-nekomatagi | 2014-04-08 12:00 | その他地区の暗渠 | Comments(5)