江川堀をたどる①

下町の暗渠は、高低差がほとんどないので、地形探索の楽しみがありません。
なので、やや敬遠していましたが、この荒川区を流れる江川堀はいろいろと面白そうな要素がありましたので、行ってきました。
結果を先に述べますと、期待は裏切られませんでした。
途中オモシロイことが起きます。

では、河口から上流へとたどっていきます。
訪問日:2010/7/3

ここがスタート地点。
奥は隅田川の堤防。
反対側へ回ったら合流口とかあるのでしょうか。
ちょっと確認してません。
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振り返って、これから進む方向を見る。
特に何の変哲もない道ですね。
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道の両脇とはちょっと段差があるみたい。
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尾竹橋通りを横切る。
ここには橋だった頃の痕跡、親柱が4本とも残っています。
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これが手前の2本。
手前の柱には「昭和六年十二月」とあります。
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上の写真の奥側の親柱には「荒木田新橋」。
こういう名前の橋ですか。
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これは道を渡った右側の親柱。
「阿らきだ志んばし」と。
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左の親柱は、物に囲まれてよく見えません。

4本の親柱は、保存されているというよりもほったらかされている、という感じでしたね。
でもいいものが残っていました。
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さて、その先です。急に道が広くなります。
暗渠らしさはあまりないのですが・・・
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なんかカクカクと曲がっています。
この写真だけで右折、左折、右折しています。
この広さでこの蛇行ぶりはすごい。
冒頭で予告しておいたオモシロイことがここから始まります。

この左手はタクシー会社。
運転手さんと覚しき人が何人もいて、写真が撮りにくかったです。
もっと激写したかったのに。この光景。
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その先、広い道はちょっとの区間だけまっすぐ進み、右折しています。
しかし広いなあ。
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左手の地面とは少し段差があります。
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さて、先に進み、右折するところから緑道が始まっています。
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「江川堀プロムナード」。
立派な名前を付けたものです。
商店街でもありそうな名前ですが、そんな場所ではありません。
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プロムナード区間はぐにゃぐにゃと蛇行しています。
この雰囲気、ここまでの行程と落差がありすぎて、調子が狂います。
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ここでプロムナードは終わり。
短い。
この短い区間だけ緑道にした理由が分かりません。

先の道は二手に分かれています。
左が正解ですが、訪問時は間違えて右へ行ってしまいました。
皆さんも気をつけましょう。
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間違えたおかげでこのニャンコに会えました。
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近づいても逃げないようです。
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接写!しても微動だにしませんでした。
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道間違いに気づき、プロムナードまで戻って再開です。
ここがすごい。
なんだこりゃ!
こんなに広いのにこの蛇行っぷり。

普通、この広さだと緑道にするんですよね。
そうしたら違和感はなくなる。
でもさっきの場所でやめちゃったようです。荒川区。
予算が苦しいのか。
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ぐにゃぐにゃがずんずん続く。
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これは振り返って見たところ。
違和感で酔いそう。
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はぁー、ようやく普通の道に戻りました。
ここをまっすぐ進みます。
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・・・というのはトラップで、この右の奥に入っていくのです。
そもそもこの場所、広場みたいで面白い。

・・・・・・。
ん?
目の端に妙な物体が映りました。
右の建物の上に何かがいます。
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!!
ゴリラが2頭!
キングコングでしょうか。
ここマンションですよね。
なぜあそこにいるのか、理由は不明です。
でも、ブログに乗っけるいいお土産になりました。
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さて、右の道の入口です。
やっぱりこっちが暗渠ですね。

ここから暗渠らしい暗渠が続くことになります。
次回に続きます。
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が今回のルート、が次回のルートです。

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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-28 18:37 | その他東京の暗渠 | Comments(3)  

風呂釜支流(仮)に突入する

前回の中板橋駅前支流に続き、以前namaさんが驚愕のレポートを記事にされていた、namaさん命名の「風呂釜支流(仮)」をご紹介しましょう。

思い起こせば、この記事を読んで、待ちきれずすぐに見に行ったのでした。
そして、現地に向かう途中で中板橋の暗渠を発見したという経緯です。
この時は、まさか自分がブログで写真を公開するとは思いもよりませんでしたが。
訪問日:2010/2/28

さて、そのスタート地点がここ。
広い道がこの先で急に細くなっています。
不自然。
そもそも手前の道が広すぎます。
(大谷口北町8)
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細い道への入口まで行って右を向くと、こうなっています。
狂乱のカオスの始まりです。
ガードレールで止められているので、普通の人は入っていかない場所でしょう。
ここへ入っていくのは、よほどの物好きか、または暗渠好きです。
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ちなみに、反対側を向くとこう。
先はすぐに行き止まりです。
こちらにつながっていたのか、あるいは冒頭の写真の“不自然に広い道”の方に90度曲がって進んでいたのかも知れません。
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namaさんのご報告通り、コンクリ蓋のサイド部分には丸い穴がたくさん。
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先へ進むと、左手にリヤカーやら何やらが立てかけてあります。
早くも混沌としてきました。
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暗渠の幅の半分以上を占める物置が建てられています。
かなり狭い。
もう完全にプライベート領域。
この辺のお宅の庭みたいなものでしょう。
入りにくい。
すごく入っちゃいけない気がする。
namaさんは本当にここを通って行ったのか。
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先へ進みます。
先ほどから「人が出てきたらどうしよう」という不安にかられ続けています。
おそるおそる進んでいくと・・・
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物干しのある所に出てきました!
今にも住民の方がこの右の窓を開けて洗濯物を干しに出てきそうです。
オレはここで撮影なんかしてていいのか。
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さらに進むとこうなります。
ここはコンクリ蓋がちょっとズレています。
ガタガタするわけではありませんが、片側が落ちたようなこのズレ方はどうかと思います。
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アップで撮ってみました。
上を歩くのが怖い。
踏み抜いても苦情は誰にも言えません。
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その先がここ。
namaさん言うところの「罠が待ち受ける空間」です。
なんだかよく分からないものがぶら下がっています。
意味が分かりません。
どこまで面白いのか。この暗渠。
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罠エリアの先がまた物置!
しかも物凄く狭い!!
背中のリュックをおろして、かつ横向きにならなければ通れませんでした。
恰幅の良い人はまず通行不可能です。
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先へ進むと・・・また混沌とした空間ですねぇ!
いろいろな物がほったらかしに。
そして、奥にはまたもや物置。
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足元の護岸はかなり荒々しい。
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ここから先は進めないようですが、物置の脇から向こうをのぞいてみます。
んー、よく分からないな。
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右からのぞいてみます。
何と開渠でした!
水は全くありませんが、開渠は開渠。
板橋区でこの形式の開渠は見たことがありません。
珍品と言えます。

ここまですごく興味深いものをたくさん見られた暗渠でしたが、最後に大変なクライマックスが待っていました。
何て贅沢な暗渠なのでしょうか!

なお、この写真の奥でもう蓋がされているのが見え、開渠区間は数メートルしかありません。
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さて、もう帰ろうかと思った時、後ろの方で「ガタッ」と音がしました。
誰かに見つかったか!
・・・と思って振り向きましたが、ニャンコでした。
この写真の中央、塀の上にいますが、分かるでしょうか。
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まるで誰も人がいないかのように平然と通り過ぎていきました。
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さて、大満足したところで退散です。
先ほどの「罠エリア」の脇にこんな抜け道がありましたので、ここから脱出します。
よっこいしょ。
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反対側に回ってみると、namaさんご報告の通り、こんな鉄板を乗っけただけの暗渠が続いています。
ワイルドな光景。
すごくいい。
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奥の方を見ると、先ほどの物置が見えます。
でもここからでは開渠は確認できません。
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ここから先は、こんな普通の道が続いています。
車止めがあるので暗渠でしょうが、先を右折して、その先は分からなくなります。
方角的には大谷口の谷から続いてきているようにも思えますが・・・。
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この暗渠は距離も短く、地図にも載っていません。
よほどの偶然がなければ見つけることはできないでしょう。
いきなり来られてここをたどり当てたnamaさんの嗅覚はただごとではありません。
そして、ここへ躊躇なく入っていく勇気も。
おかげでこの場所を知ることができましたので、私たちは感謝しなければいけません。

・・・そう言えば、“風呂釜”は見かけませんでしたね!

今回のルートです。

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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-27 21:08 | 石神井川系 | Comments(5)  

中板橋の暗渠を歩く②

今回は中板橋駅の北側。
南側からホームの下を通って北に出ているという位置関係。
駅前の道からこんないかにもな暗渠が続いています。
残念ながらコンクリート蓋ではありません。
でもこの細さはちょっと惹かれる。
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ここはマンホールの多いエリアです。ここは5連チャン。
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先の方も。
2つ並んでいるマンホールが見えますが、
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ほとんどくっついてる。
左のマンホールがちょっとつぶれている。
lotus62さん命名による「真性おしくらマンホール」でしょうか。
これは判定していただかないと。
ちょっと写真が粗いか。
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思いっきり拡大してみました。
判定やいかに。
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暗渠の先は左に曲がり、
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まっすぐ続く。
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商店街の通りを越えて続きますが、
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越えるところにあったこんな物件が気になります。
これでもマンホールなのでしょうか。
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先へ進むと、ちょっと苔むしてきました。
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こんな超プライベート感の強いところになりました。
突入すべきか、迂回すべきか・・・
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のぞいてみると、苔むしっぷりがすごい。
やめておきましょう。
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商店街の方に迂回してみると、銭湯を発見!
「稲垣浴泉」とあります。
先ほどの苔むしたところはこの銭湯の裏だったようです。
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暗渠はここへ出てくるようです。
突っ切ってもよかった気がする。
左の自転車の真下が側溝のようになっています。
これが続きなのかな。
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その先はこんな痕跡のない道になって、よく分からなくなります。
石神井川はもうすぐ近くなのですが。
最後がうやむやになってしまい、申し訳ありません。
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で、これは迂回する途中にあったお店。
「じゅうにつぼ」は単純に広さからつけたのでしょうか。

お、この写真の中に気になるものが写っています。
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戸の前にニャンコがいました。
頭の上にはすのことタオル。
日傘まで差してあります。
大事にされてるのかな。
でもちょっと覇気がない。
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夏の真っ盛りの時だったのでバテてたのかな。
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今回はこのカットでおしまい!
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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-24 19:18 | 石神井川系 | Comments(3)