三田用水・今里橋への書き込み

さて、暗渠ニュースのコーナーです。
いや、そんなコーナーはありませんが。

今回は、先般HONDAさんのサイトでコメントでお知らせした、三田用水に残る橋の痕跡に書き込みがしてあった件についてご報告します。

これは、2009年11月23日、つまり10ヵ月ほど前の今里橋。
暗渠と関係なく歩いていて偶然見つけたもの。
「タモリ倶楽部に出ていたのと同じ橋だ!」
ということでかなり興奮しました。
ちなみに、「今里橋」の名前はHONDAさんに教えていただきました。
(白金台3-12)
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正面から見た図。
ちょっと薄汚れている感じもしますが、歴史を伝える貴重な遺稿ですよね。
いつまでもここにあるといいなぁ。
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これが、今年8月7日に再訪した時の写真。
あったあった、今里橋。
・・・ん?何か様子が変。
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近寄ると何か書いてあります。
南・里・橋!
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ひゃー。何これ。
落書きですかね。
活字を白ヌキしたみたいになっています。
事前に準備していないとこれは書けないですよね。
「今里橋」じゃなくて「南里橋」なのも謎。
そういう呼び方もあったのでしょうか。
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これはイタズラなんでしょうか。何なのでしょうか。
イタズラだとしたら悲しい。

三田用水と言えば、「タモリ倶楽部」でタモリさんと江川達也さんがたどってましたっけ。その時この橋も見学してましたけど、タモリさんはこれを見たらどのように思われるでしょうか。

まあ、橋の遺稿なんて一般には歴史的遺産とは思われておらず、粗雑に扱われることが多いですから、残っているだけでもありがたいと言うべきかも知れませんが。
でも悲しい。

しかし、こんなんなっちゃってる橋もありますもんね。
これは渋谷川にかかる宮下橋の親柱。
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宮下橋の裏側。ひゃー、なんかすごい。
でも、落書きされててもなぜか残念な感じがしない。なぜですかね。
もうこの落書きも含めて歴史になっているからかも知れません。
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これで終わりだと寂しいので、今里橋の近くにいたニャンコの写真で締めくくりたいと思います。
くつろいでます。
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近寄ってもへっちゃら。
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それどころか自分から近づいてきました。
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体をすり寄せてきました。
街歩きをしているとたまに出会うめちゃめちゃ人慣れしたニャンコ。
通称「すりすり猫」です。
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その後、勝手にくつろいでました。
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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-14 18:19 | その他東京の暗渠 | Comments(4)  

大谷口の光と影②

さて、大谷口の痕跡の最後の姿を前回お見せしたわけですが、今回はその最後の痕跡が取り払われた場面を。
訪問日は今年の2月28日。
いやー、きれいになくなっちゃいました。
擁壁の向こうはそっくり建物1列分ありません。
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これは対岸の児童遊園の上段から見たところ。
瓦礫がわずかに残るのみです。
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同じ場所から右の方を見たところ。
何にもない。
重機が入っていますが、日曜日なので動いてはいません。
左下に、前回レポートの時に階段を上がった緑色ポールが見えます。
もうここから上がることはできません。
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奥の方にはわずかに構造物が残っていました。
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前回上がった階段は使えませんので、道路を回り込んで坂の上に来ました。
いい風情だった風景が一変しています。
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この階段はそのままですね。
車止めを上に上げてほしいなぁ。
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これは前回見た階段かどうか分かりませんが、「家と家の隙間の細い階段」かも知れません。
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これは、「さびた手すりのある階段」ですね。
右の建物がそっくり消失。
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敷地内には重機が通るための鉄板が敷き詰められています。
谷底への見通しが非常にいい、という状況。
奇しくも絶景が露わになりました。
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これもかつての階段の跡。
これではどこの階段だったかも分かりません。
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これは前回最後に見下ろして降りていった階段。
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対岸を見れば、あの児童遊園が。
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人生のはかなさを感じてしまいます。
この時からもう半年たっていますから、もう再開発は終わっているのでしょうか。
ここが現在どうなっているのか、また見てきたいような、いやもう見たくないような・・・。
まだ確認できていません。
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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-13 18:39 | 石神井川系 | Comments(11)  

大谷口の光と影①

板橋区に大谷口上町(おおやぐちかみちょう)という所があり、急傾斜の谷となっています。
ここには、ほんの数年前まで、東京でも有数の住宅密集地が存在しました。谷底にひしめく住宅群です。
相当に迫力のある光景だったようですが、現在はすべての建物が撤去され、道路も通り、全く痕跡はありません。
今回は、ここを2009年11月21日に訪問した時の状況をご紹介します。

まずは、ここの谷の地形陰影図から。
短いですが、くっきりとした谷。
行く前からドキドキするような地形です。
左下にちょこっと出ている部分は日大の敷地内なので入れません。
右側の谷をさかのぼっていきます。
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これが現在谷底を通っている道。
先が上流方向。
かつてはこの道の上にもびっしり住宅がありました。
ここは、区の「住宅地区改良事業」に該当する場所で、この事業の最後の対象地だったそうです。
(大谷口上町55)
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これが現在のグーグルストリートビューで見られるぎりぎりの場所。
上の写真よりちょっと遠い。
上の写真の左側に見える建物が、この写真では遠くの方にあります。
道路上の建物はすでに全て撤去され、一時的に植え込みのようなものが置かれているようです。
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これはグーグルの航空写真。
左上から右下へ斜めに通る2本の道のうち、左が谷底の道で、右の道はもう谷の上です。
この写真はストリートビューよりも古く、道路上の家が途中までしか撤去されていません。
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現地写真に戻り、左の崖の上を見たところ。
道沿いの建物は崖の途中にあり、その隣はもう崖の上です。
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これは道の反対側にある児童遊園。
こちらも崖で、2階に上がれます。
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これは、児童遊園1階にあったよく分からないモノ。
「この水は飲めません」とありますので、今風の「井戸」のようです。
なんか違うモノにしか見えない。
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児童遊園の2階から見た対岸の風景。
年期の入った木造の住宅がイイ味を出していますが、そのほかの建物も実は相当古い。
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また道に降りてきました。
こんな木の板の擁壁は見たことがありません。
そして、ちょっと分かりにくいですが、緑色のものが貼ってあるポールの間から右の方へ階段を上がって、家の前に出ることができます。
ここに入ってみると・・・
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ほら、階段でしょ。
これを上ると、かつての家と家の間の道になります。
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今ある家と家の隙間には、谷の上に上がるこんな階段が。
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こんな変な階段も。
と思いきや。
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上がっても何も起きない「トマソン階段」でした。
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ここの道を奥まで行って振り返った写真。
左に見える谷底の道にはかつて密集した住宅群があり、この右側の道がメインストリートだったのかも。
この景色、なんかいい。
しかし、この風景はもう見ることはできません。
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この道の突き当たりにあるお宅。
ドアも窓も板で覆われてすごいことになっています。
ドアが開けられるようにノブとインターホンの所だけ板がよけられているのがおかしい。
ここのお宅が退去した後、撤去までの措置だったのでしょうか。
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今のお宅の手前には上に上がれる階段が。
上がってみましょう。
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上がって、下を見たところ。
手すりのさびがすごい。
でも、階段としては味があります。
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上がって右(上流方向)を見たところ。
さらにやや段差があって、階段で左に上がるようになっています。
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この通り、5段しかない階段。
おっと、車止めが真ん中の段の上にありますよ。
車止めは普通は上に建てるでしょ。
変わってるなぁ。
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これは、先ほど上がってきたところから左(下流方向)を見たところ。
なんか薄暗くて風情を感じます。
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その先もこんな風に続き、
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また谷底へ降りられる階段があります。
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階段を下りたあと、今度は谷底の道を上の方までさかのぼってみました。
昔はこんなに見通しがよくなかったはずです。
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さらにさかのぼってみました。
この右の道は先ほどの崖上の道につながっています。
そして、先ほど“メインストリート”と言った道が、谷底の道に並行するような位置関係で、ここまで上がってきていたようです。
写真では真ん中の植え込みになっているところ。
つまり、住宅群がすべて健在だった頃も、ここがY字路だったんですね。
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この場所は、旧ふろっぐねすとさんのサイトで情報を得て、行ってみたわけですが、この時は間もなく撤去されるとは思ってもみませんでした。
その後、暗渠先輩であるnamaさんが2月12日にこの場所の訪問記を書かれており、すでにほとんどの建物が解体されてしまっていることを知りました!
もうびっくり仰天!!
私はこの地区の最後の瞬間を見届けたことになったようです。

次回は、namaさんの記事を拝見してあわてて確認に行った時の状況をご覧いただきます。
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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-10 23:04 | 石神井川系 | Comments(2)