川崎暗渠狂想曲【稲田堤編】②
2011年 04月 04日
訪問日:2010/12/4
前回途中の県境の交差点まで戻り、今度は右(北)側を見てみると、こちらにもコンクリート蓋が続いています!
しかし、こちらから水が来ているわけではなく、逆にこちらが下流方向のようです。
そして、あとから知ったことですが、このコンクリ蓋と反対方向(写真背後の方向)にも分水しているようです。
つまり、この交差点、3方向に水路が分かれていくという相当なポイントのようです。
詳しいことは分かりませんが。
大丸用水の全容については、あとで調べてみたいと思いますが、とりあえずこちらのコンクリ蓋を追いかけてみます。
ガードレールで守られたコンクリ蓋が蛇行していきます。
ここではカックンと右に。
ナメクジが這った跡のようにまっすぐに道路を横切っていきます。
ここは色違いの舗装。
ここは縦幅の広いコンクリ蓋。
そして、南部線の高架の下へもぐっていきます。
一瞬開渠になりますが、この上の部分が面白い。
何と、別の細い水路と立体交差していました!
水路の立体交差は東京23区内ではほとんど見られませんし、川崎でもまだほかに1例しか目撃していません。
まあ、上を通る水路はただの雨水路かも知れませんが、でも珍しい物件には変わりありませんよね。
左方向を見ると、南部線に沿ってどこまでも続いていました。
両暗渠の続き、下流方向は、まるで絡み合うかのように両者ともカクカクと蛇行していきます。
これもなんだか面白い光景です。
低い方の暗渠は、ちょっと左にそれて線路沿いに進むようです。
ここからは開渠になっていました。
そして、高い方の暗渠はと言うと・・・
何かやけに幅広の構造物にぶつかりました!
暗渠が急にこの幅になったかのような錯覚に襲われます。
面白い。
右の車道に出て、側面を見てみると、よくあるコンクリート蓋暗渠のサイド部分のように、穴が開けられています。
金網の上から、もう一度この巨大構造物を撮ってみました。
幅10メートルくらいはあるでしょうか。
すごい巨大コンクリート蓋暗渠です!(妄想)
少し進むと、超幅広構造物は終了していました。
真ん中から手前に突起した部分があります。
ここです。
うーむ、結局何だかよく分かりませんでした。
でもなかなか面白いものが見られたので満足です。
次回は、低い方の暗渠の続きを追いかけてみます。
by ankyo-nekomatagi | 2011-04-04 19:46 | 川崎市の暗渠