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呑川蟹久保支流(仮)をたどる①

前から気になっていた、大田区の南雪谷と北嶺町の境界を通る暗渠を訪問してきました。
地図で見ると、細い道が一般の道路に対して斜めに横切っていて、いかにも暗渠な道に見えていたものですから。
行ってみると予想以上にインパクトの強い暗渠で、早く報告した方がいいと思いましたので、ほかの記事を後回しにして先出ししようと思います。
訪問日:2011/6/4、2011/6/14

これがgoogle earthで見た現地の地形陰影図。
結構はっきりした谷地形になっています。
地形も楽しめそうですよ。

また、JRの横須賀線・新幹線を南から越えてくる谷も見えますね。
支流だと思われますので、こちらもあとでたどってみます。
呑川蟹久保支流(仮)をたどる①_b0206463_1743789.jpg


これが、出発地点の交差点を北から見た写真。
先の方に見える交差点あたりがうっすらとへこんでいるのですが、この写真では少し分かりづらいですね。
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交差点まで行ってみると、左斜め方向に暗渠が始まっています。
入る前からわくわくするような佇まいです。
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おっと、階段で始まるのですね。
奥はかなり薄暗い。
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降りてみると、うわー、何だか状況が一変しました。
周りは普通の住宅街だったのに、中はまるで秘境です。
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振り返って階段を見たところ。
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右の壁がひどく高くなってきました。
2メートル以上ありそうです。
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ここからはまっすぐ。
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脇の家から出入りするためと思われるコンクリートブロックの段が設置されていましたが、使われている様子はありません。
そして、暗渠に面した建物は、ことごとく暗渠に背を向けています。
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交差点に斜めにぶつかりました。
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振り返ると、「この先に階段あり」の看板が。
不用意に自転車やバイクが入っていかないための告知なのでしょう。
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ちなみに、この交差点では、谷地形がここまで進化していました。
暗渠は交差点の左奥から右手前に進んでいます。
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ついでに別方向からのV字谷地形もご覧下さい。
暗渠は左手前から右奥に進みます。
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さて、これが次のブロックへの入口です。
奥がずいぶん深く切れ込んでいますねえ。
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またもや階段で始まっています。
今度は結構高い。
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そして、奥は再び秘境となっていました。
この異世界感がたまりません。
左右の崖は3メートルくらいに達しています。
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振り返って階段をみたところ。
脇にボートと子供用のバギーが放置されています。
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壁の苔もすごいことになっています。
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少し進むと、右上の敷地がせり出してきていました。
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ここは右の崖の下に空間があり、シダやら何やらが繁茂しまくっています。
足元の苔も、緑が鮮やかで、大繁殖しています。
この地形なら、水もたまりやすいに決まっています。
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次の交差点に斜めに出てきました。
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振り返ると、やはり「この先階段あり」の看板が。
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暗渠を出てから振り返ったところ。
いやいやすごいエリアでした。
周りの住宅地と隔絶した異世界感が予想をはるかに超えていましたね。

この暗渠、すでに二度訪問していますが、一人の人にも会いませんでした。
抜け道としてもあまり使われていないような気がします。
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その先は、普通の歩道となって進んでいくようです。
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そして、この地点もかなりの谷地形となっていました。
先ほどよりもかなり深い谷になったようです。
呑川蟹久保支流(仮)をたどる①_b0206463_17192946.jpg

次回に続きます。

by ankyo-nekomatagi | 2011-06-17 17:40 | その他東京の暗渠  

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