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川崎暗渠狂想曲【六百代川編】②

六百代川の続きです。
訪問日:2011/5/4

緑道の中はこんな感じで、到って普通なのですが、人っ子一人いません。
子連れの親子とかいてもよさそうですが、子供も大人も全くいません。
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変なキノコのような日よけ。
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ここで東海道貨物線の線路にぶつかり、緑道は中断してしまいました。
ここまで誰にも会っていません。
周りには住宅もあって、人は住んでいるはずなのですけれど。
しかし、地図をよく見ると、ここは電車の最寄り駅まで1.5kmはあります。
あまり便利なところではありませんね。
バスを使わなければ通勤も通学もできないでしょう。
ですが、これから進んでいこうとしているところは、さらに川崎の深奥部です。
ここを散策しようなどという人はめったにいないでしょうね。
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貨物線をかなり迂回し、このガード下をくぐって、
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ようやく続きの位置までやってきました。
しょっぱなは金網で隔離された区間となっています。
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その先は緑道が復活しています。
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しかし、やはり金網で囲われ、中は草ぼうぼう状態。
かなり荒れています。
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やっと入口がありました。
しかし、入っていくことはできませんでした。
なぜなら、
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住民の方がいらっしゃるようだったからです・・・。
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仕方なく脇の道を歩いていると、こんな「ガードレールらしきもの」に出会いました。
手軽な造りというか何というか。
車から人を守ってくれそうな感じは全然しません。
そもそもこの道、車も人もほとんど通りません。
何だかとんでもない所に来ちゃったなぁ。
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緑道の中はさらに鬱蒼としてきました。
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また入口があったので、中をのぞき込むと、そこはすでに生活臭のする空間となっていました。
部外者はとても入れません。
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そうこうしているうちに緑道も終わり、こんな構造物に出会いました。
円形の一段高くなっているコンクリート製の構造物。
うまく撮れるアングルがなかったので、通り過ぎてから撮った写真です。
この構造物の意味がよく分かりませんでした。
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左上を見上げると、煙突が見えてきました。
電柱と交錯して見にくいですが、三本の煙突です。
工場地帯が近づいてきたようです。
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ここらで暗渠はどこだか分からなくなっています。
というか、暗渠とは違う別な世界の入口にこれから突入していくという奇妙な予感がしていました。
吸い込まれるようにこちらへ歩いて行ってしまいます。
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少し進むと、踏切。
この踏切の向こうは工場の敷地内。
部外者無用の踏切です。
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左を見ると、見たことのない形の何か。
給水塔のようにも見えます。
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線路の脇は何やら荒れ果てた雰囲気。
場末、というか地の果てまで来たような錯覚に襲われます。
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見上げると高圧送電線。
真下に変電所があるらしく、電線はここで終わって、真下に降りています。
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右を見ると、迫力の工場。
工場萌えならずとも圧倒されます。
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少し右にずれたところに一般道の踏切。
道が広い。
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見上げると、手を伸ばせば届く低い位置に警報機。
そしてこの踏切、巨大なダンプが線路の上を通るたびに、腹に響くような猛烈な地響きを上げていました。
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何だか見るもの聞くもののすべてが五感を刺激します。
あまりの非日常な光景に感覚がおかしくなってきます。

道を渡ったところにあった歩道橋から、先ほど見たアイテムのほとんどが見えるアングルがありました。
ここは別の星か。
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歩道橋の反対側を見ると、JFEスチールの敷地内を流れる川と、その上にかかる橋を見ることができました。
そう言えば六百代川を追っていたんですねえ。
地図上では、この川は「観音川」と書かれています。
これが続きなのでしょう。
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歩道橋を降りて、川を確認しようと思ったのですが、敷地内をのぞける場所がほとんどありません。
道の左手は相変わらず工場群が続いています。
そっちがむしろ気になる。
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先ほどの迫力の工場の反対側です。
巨大タンク。
あの脇についている階段。
登ってみたい。
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いやー、この無数のパイプで構成された工場もいいですねえ。
しびれる。
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先ほどの線路も続いていました。
都会の線路とは思えないのどかさ。
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やがて、左手に「水江運河」が見えてきました。
地図で見ると、この撮影位置の真後ろ、道路をはさんだ反対側の位置が「入江崎運河」で、そこに観音川が注いでいるはずなのですが。
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手書きの「とまれみよ」の踏切。
部外者以外立ち入らない踏切なので、遮断機などはありません。
これもしびれる。
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さて、入江崎運河に観音川が注いでいるところを確認したいところですが、敷地内に障害物が多く、ほとんど視認不可能です。
かろうじて水面らしきものがあるのは分かりますが。
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というわけで、今度は歩道橋の所からさかのぼっていくと、ん? これは?
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ああ、この道路の下を川が横切ってきています!
ここは橋なのですね。
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ちょっと離れて撮ってみました。
橋名は「入江橋」。
橋の向こうにある、工場内の二本のパイプがまるでアーチ橋のような意匠となっています。
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道の反対側も橋のような形になっていました。
先ほど歩いた緑道の方向です。
先ほど見た三本の煙突も見えます。
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反対側は、水面を見ることはできませんでした。
どうやら、途中で見た「円形の一段高くなっているコンクリート製の構造物」の手前で右の方に曲がっていたようなのでした。
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これで見失っていた部分もようやくつながりました。
「二ヶ領用水環境マップ」では「六百代川」と記されているこの川、現代の地図では「観音川」と呼ばれているようです。

下流の工場地帯の雰囲気は、この世のものとも思われない面白さがありましたね。

by ankyo-nekomatagi | 2011-07-25 17:33 | 川崎市の暗渠

 

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