東上線の車窓から見た奇妙な川風景をたどる②
2011年 08月 16日
さて、今回は不老川の上流へ向かいます。
前回の下流に近い場所からではなく、自宅から近い上流部分の適当なところを目指してみました。
そして、ここはその途中で通った、不老川支流の「久保川」が通っているところ。
バス停の脇に、味のあるコンクリート製欄干付きの橋が架けられています。
そして、バス停の名前は「柳窪」でした。
下流の合流先の不老川が干上がっているので、ここも水はないはずですが・・・。
あれ?
ちゃんと流れていますね。
おかしい。
この水はどこへ行ってしまうのでしょうか。
現地に着く前に謎が増えてしまいました。
さて、ようやく不老川に着きました。
・・・と思ったら、ここにも水があります!
橋の左岸のたもとから結構な水量の水路が合流していました。
「はけ下堀」と呼ばれている水路のようです。
不老川最下流の様子からは想像もできない光景でした。
下流に向かって進みます。
次の橋のところから下流方向を見たところ。
ちょっと水量が減ってきているような気もしますが。
また次の橋のところから下流方向を見たところ。
先の方の様子がちょっと不穏です。
今度は次の橋から。
どんどん水量が少なくなっています。
今度は川沿いを歩きながら。
ここでは全く水がなくなってしまいました。
どうも、河床にしみ込んでいっているようです。
あまり水量は多くありませんが、また別の水路が合流していました。
ちょっとした流れができていますが、
次の橋から上流方向を見ると、すぐに流れはなくなっていました。
画面奥の右手から水が流れ込んでいるのですが。
振り返って下流方向は、完全に干上がっていました。
どうもこの不老川、支流から供給される水をどんどん飲み込んでしまうという癖があるようです。
Holiveさんから教えていただいた表現を使えば「水喰らい土」ですね。
さらに次の橋では、右岸側のたもとから相当量の水が流れ込んでいます。
この水の出所は・・・
コンクリート蓋暗渠でした。
しかし、今はここをたどるわけにはいきません。
不老川本流へ戻ります。
暗渠バカの私が、暗渠をスルーして開渠の本流を追いかけるとは・・・。
面白い展開になったものです。
あれだけの水量が流れ込んでいるのですから、それなりの流れを形成しています。
しばらく進んで、ここは関越自動車道をくぐるところ。
このあたりでさらに水量が増えています。
ああ、目の前の右岸から支流が合流していますね。
ちょっとなかなかすごい勢いで流れ込んでいます。
この流れもちょっとだけ追いかけてみると、
こんなコンクリ蓋暗渠でした。
関越沿いにずっと続いています。
こちらも今回は追いかけません。
本流の方を少し進むと、早くも水が減ってきているようです。
この流れがどうなるのか、もう読めた気がします。
次回ご報告します。
次回は、地図上で立派な川として描いてある支流、「今福川」と「久保川」が合流する様子を紹介しつつ、このシリーズ第1回の出発地点まで進みます。
by ankyo-nekomatagi | 2011-08-16 18:27 | その他地区の暗渠