前谷津川をたどる①
2011年 09月 02日
昨年夏まで住んでいた光が丘からほど近く、バリバリ“地元”という感じで、年中訪問していました。
いつでも発表できるように前々から準備しておいた記事ですが、ほかのを優先しているうちに、写真が古くなってしまいましたよw
訪問日:2009/8/8、2009/4/5、2009/7/5、2010/10/17
久しぶりに国土地理院の「数値地図 5mメッシュ(標高)」CD-ROMからの画像。
なかなかに複雑な谷地形で、しかも結構規模が大きいですね。
何回でご紹介できるのでしょうか。
いえ、5回ってもう分かってるんですけどね。
第1回のルートを赤い点で表示しました。
ちょっとテキトーですけど。
これが新河岸川にかかる徳丸橋から見た合流地点。
水門が設けられています。
板橋区ローカル3河川のいずれも新河岸川との合流地点は水門なのですね。
出井川、蓮根川と同じく、下流は緑道として整備されています。
こんな川っぽく作ってある所も少なくありません。
しかし、訪問時にはコバエがとても多く、追い払うのが大変でした。
ベンチで休んでいる人などもいたのですが、環境的には非常に不潔な印象を持ちましたね。
たまたまかな。
ここで高島通りを越えます。
この辺はかなり広く、公園のようです。
これがかなり長距離進みます。
広い高島平を横断するわけですからね。
途中は大いに飛ばしちゃいましょう。
お?
ここではちょっとシャレた感じに作ってありますね。
このあたりで左にそれる支流を見つけました。
少したどってみます。
ここは道が塗料で汚れています。
この先で痕跡は終わってしまうのですが、
そこにはこんなビックリな物件が!
以前に記事にした暗渠ビールマラソンの記事ですでにご紹介しています。
いやー、この脇道に入っておいてよかったー。
さて、本流に戻ります。
ここのメルヘンチックなトンネルはなかなかいいですね。
一方、このあたりになると、暗渠と一般道の境界にこんなものが設置されているのが目につくようになってきます。
何かゴツいですねー。
真ん中の鉄の棒は、例外なく錆びています。
新品の時はベンチ代わりに使われたかも知れませんが、今はこれに腰をかけようという人はいないでしょう。
この物件、前谷津川特有のものだと思います。
ここで、右手に支流らしきルートを発見。
でも、少し進んだここで終わり。
本流に戻ります。
今度はさらにパワーアップしたトンネルが登場。
ゆるい階段で登っていきます。
しかし、植物が繁茂しすぎて通りにくいこと!
雰囲気が台無しで、設置意図が半減しています。
登り切ると、下りになります。
さらに進むと、左手にまたもや支流らしき車止め付きルートが出現。
こちらはあまりたどれないので省略。
また本流に戻ります。
ここは不動通りを斜めに横切るところ。
ちょっと目線を左に向けると、これが不動通り。
ここをまっすぐに進むと、東武練馬の駅にたどり着きます。
今は何の痕跡もありませんが、ここも支流。
しかも、かなり大きな支流だったことは間違いなく、最初の陰影図でも分かるように、深い谷を刻んでいます。
またもやgooの昭和38年の航空写真を見てみると、やはり川になっていました。
細い線ですが、真南の方からはしご式開渠として合流しています。
この不動通りの谷を見下ろす絶景ポイントがここ。
不動通りをさかのぼった左側にあります。
一目、すごい景色でしょ。
先は階段で下っています。
ちょっと右を見るとこう。
左の方はこう。
左右に視線をさえぎる建物がないので、非常に見通しがよいのです。
まあ、不動通りそのものは見えないんですが、谷は一望できます。
都内でなかなかこういうポイントはないのではないでしょうか。
階段の両脇に建物がなく、かつ手すりは両脇ではなく真ん中なので、開放感全開です。
でも、おかげで降りるのはちょっと怖い。
この階段、階段特集でも取り上げてもいいくらいのインパクト満点の階段でしたが、こちらで紹介することにしました。
さて、不動通りを突き当たったところは東武練馬の駅。
その手前から見た不動通り。
うーん、ちょっと高い建物があって、見通しが遮られているのがちょっと惜しい。
でも遠くの空は広く見えます。
ここで振り返ると、そこは東武練馬駅。
何と!
すごい崖。
塀で囲われている部分はもう上り線のホームです。
つまり、上りホームの足元は空中になっているのです!
すごい。
強烈。
でも、乗客の人たちははほとんど気づいてないんだろうなあ。
この近辺は地形的に本当に面白いところです。
次回は本流に戻って先に進みます。
by ankyo-nekomatagi | 2011-09-02 19:45 | 新河岸川系