毛長川源流をたどる⑥
2013年 01月 22日
江川の源流に向けてさらにさかのぼります。
訪問日:2012/7/14、2012/8/19
回り込んでみると、おお、また見事なV字谷となっています。
写真左が上流方向。
谷底へ降りて下流方向を見ると、前回の続きが来ています。
上流方向は、何と言うか荒れ放題w
前途が思いやられます。
しかし、回り込んでみるとちゃんと見つけることができました。
下流方向をのぞき込むと、蓋がかけられていました。
上流方向は・・・あれ、何だか荒れてきた。
何だか人が全く通っていない雰囲気になってきました。
ここへ入るべきか否か・・・
迷っていると、近所の農家のおばちゃんが声をかけてくれまして、通り抜けられるどうか聞いてみると、「通り抜けられる」とのこと。
ただし、「蚊がすごい」とも。
入るのをためらっていると、「男のくせに」と発破をかけられてしまいました。
これは入らないわけにはいきますまい。
草や枝をかき分けかき分けして進みます。
どこが水路なんだ?
けもの道が右に曲がっています。
こんな所にじっとしていたらどれだけ蚊に刺されるか分かりません。
ずんずん進むしかありません。
草深い・・・。
ようやく道らしくなってきました。
暗渠はこの右側なのかな?
公園のような所に出ました。
振り返って今来たルートを見たところ。
何だか人工の堀のようにも見えます。
おお、その先はもっと堀っぽい!
しばらく行くと、石碑と案内板が立っていました。
ここは「赤山城址」だったのでした。
今たどってきた暗渠とどう関係するのか分かりませんが、この城の周辺は堀が張り巡らされていたようです。
この赤山城の城主は伊那氏で、徳川家康の関東入りとともにこの地を与えられ、十代163年続いた後にお家騒動で改易されたという悲劇の大名家だったらしいです。
源流はこの「赤山城址」ということにしてよさそうです。
次回は、前回の冒頭で、橋の下で合流していたもう一方の江川の支流をたどります。
by ankyo-nekomatagi | 2013-01-22 19:29 | その他地区の暗渠