大津川 逆井(さかさい)支流(仮)をたどる⑤
2015年 12月 22日
訪問日:2015/6/23
前回までの場所からはかなり下流に下ったところから発している別の支流を見つけました。
この写真の左に見える金網のところで、左が下流方向。
で、上流方向は、写真奥の方に小さく見える白いガードレールの所に続いています。
Google earthの地形陰影図だと、赤い矢印のところです。
ちなみに、本流との合流地点は水色の矢印のところですが、道がないので近づくことはできません。
緑色の金網から奥。
開渠。
そして、白いガードレールから奥の上流方向。
こちらは自然護岸の開渠。
やはりここを通ることはできませんので、回り込みます。
さっきのGoogle earthの地形陰影図で見ても分かりますが、この川の周辺はほとんど私有地内になっていて、近づける道が併走する1本の道しかありません。
しかし、さらに支流が分かれていて、併走しているこの道路にぶつかっていました。
この白いガードレールの所。
奥をのぞき込むと開渠。
写真奥の方を左右に本流が流れているはずですが、そこにこの開渠が合流しているようです。
足元を見ると、あれ?
2つの暗渠がここで合流しています。
右上から来る流れと、右下から来る流れが合流して、左上の方向に流れていっています。
道路の反対側を見ると、道路をくぐってくる流れの続きが確認できます。
もう1本の流れは、この道路に沿ってやってきているようです。
このあたりで何だかずいぶんと錯綜したことになっています。
ここで再びGoogle earthの地形陰影図。
現在地は赤い矢印のところ。
赤い点々の流れと、水色の点々の流れと、黄色い点々の流れがこのあたりで合流している、ということのようです。
まずは、黄色い点々の流れを追いかけてみます。
開渠なのか暗渠なのか分からないような状態ですが、水がないので、たぶん暗渠で、この下を流れているのでしょう。
先ほどの場所は直接たどれないので、左から回り込むわけですが、向こうの崖の手前を通っているようです。
ようやく道路からアクセスできる所に来ました。
階段の手前のところから、一般道に出てきました。
階段の手前まで行くと、細いコンクリート蓋になっていましたね。
しかし、人が通るところではなさそうです。
振り返ると、道は蛇行していますが、川って感じはしませんね。
この右の側溝みたいのが川の痕跡、ということになります。
この道をたどっていくと、こんな変な階段がありましたよ。
最後の一段がえらく高い!
この先の白い柵のところで民家の敷地に入っていってしまいます。
また回り込みます。
回り込んできたら、ここに出てきていました。
暗渠っぽい最後の痕跡です。
のぞき込むと、なぜかビニールシートがかけてありました。
さて、ここから先は、谷地形は続くのですが、川跡の痕跡は見つかりません。
しかし、遊水池がありました。
「逆井第15調整池」。
えっ?
15もありますかね?
調整池の中。
今のところカラカラです。
またGoogle earthの地形陰影図。
赤い矢印の位置が今の調整池。
その北側にもまだ少し谷地形が続きます。
何だかのどかな風景になってしまいました。
しかし、確かにくぼんでいます。
さて、今度は、先のGoogle earthの地形陰影図の赤い点々のルートをたどってみましょう。
相変わらず私有地内なので近づけません。
奥の少し高くなっているところの手前を流れているはずですが。
この「南柏霊園」の敷地内ね。
そして、道路を渡って、柏市の清掃工場へと谷地形は続きます。
しかし、ここではもう全く痕跡はありません。
ただし、近くに公園があって、池がありました。
川と直接は関係ない気がします。
何だか最後の方は何をやっているか分からなくなってしまいましたね。
このシリーズのクライマックスは最初の方だったですね。
by ankyo-nekomatagi | 2015-12-22 12:00 | その他地区の暗渠