市川駅周辺の暗渠をたどる③
2017年 05月 02日
訪問日:2017/2/14、2017/3/25
前回の左方向の道を進み、「鶴指小学校」の敷地の角で右折するとここに来ました。
ここで急に道が広くなっています。
しかも、地面に左斜めを向いた金網があります。
くっきりとしたコンクリート舗装がここから始まっていました!
その先はガードレールの内側をコンクリート蓋が進んでいきます。
左側にあるお寺「弾正寺」との境目は何ともごつい橋の欄干!
その先はアーケード下暗渠。
道路工事をしている脇を進みます。
そして、ここは前回の最後から2枚目の写真、つまり紅白のガードレールの続きの道と合流する地点です。
あの交差点で二手に分かれた後、再びここで合流する、という流れのようです。
その先はまた分かりにくくなりますが、
まっすぐ進むと突き当たりになり、広い道路と合流します。
このガードレールの感じ、たぶん左折しているのでしょう。
これはおまけ。
今の位置に近い江戸川の護岸には、取水施設のための取水口がありました。
見たことのない形です。
ここから工業用水を取水しているようです。
さて、暗渠の続きはたぶんこの左側の歩道を通っているはず。
と、ここで歩道がどんどん狭くなっていっています。
怪しい。
道の右側に移ってみると、歩道がこんなに広くなっています。
これは旧道のルート、すなわち暗渠の正しい流れのように思います。
こちらを進んでみます。
道は左に曲がっていきます。
まあ、地図を見てますから、この後すぐに広い道にまた合流することは分かっているんですけどね。
はい、合流しました。
おそらくまた左側の歩道を進んでいくのでしょう。
ここは斜め左に進むのか、広い道をそのまま進むのか迷いましたが、一応広い道を進むことにしました。
なお、前回の銭湯近くの交差点で斜めに分水していたルートは、この地点で再度合流しているようです。
その話はまた後で。
少し先で、左からコンクリート蓋が合流していました。
こちらに寄り道してみます。
ぐにゃぐにゃといい感じに蛇行します。
なかなか続きますよ。
しかし、間もなく別の広い道に突き当たりました。
左方向を見ると、幅の細い側溝みたいなコンクリート舗装が続きます。
このルートは追いかけても仕方なさそうなので、ここで探索終了。
なかなかいい暗渠でした。
元のルートに戻ります。
ちなみに、今の歩道はこの位置で終わっていますので、暗渠がここで曲がって進んでいることは確かと思われます。
元のルートに戻って少し進むと、「京葉道路」にぶつかりました。
そのすぐ手前、妙なところがガードレールで囲われています。
そこへ行ってみると、
そこは開渠になっていました!
しかもやけに広い!
もう少し右からのアングルから。
今までたどってきたルートは奥の左方向から来て、一部が写真右、一部が写真手前方向に流れています。
右方向が元々の本流で、手前方向が新たに造られた排水路と思われます。
上の写真から振り返ると、道路沿いに水路が続きます。
とりあえずこちらを追いかけてみます。
ここで少し右に曲がると、
たくさんの芥止めが並ぶ排水口となっていました。
江戸川への合流は間近です。
その脇にあったこの設備は、何のためのものか分かりませんが、何とも奇っ怪です。
そして、この施設の名前が「秣川排水機場」でした!
まさかの川名判明です。
「秣川(まぐさがわ)」。
はるばる市川駅からたどってきましたが、どこからこの名前の川になっていたのでしょうか。
いずれにせよ、名前が分かって万々歳です。
建物の先にはこの巨大な構造物があり、
堤防を越えると、そこには江戸川に合流する水門が。
工事していて近づけませんので、こちらの探索はこれで終了とします。
次回は、京葉道路を越えて本流の続きを探索します。
by ankyo-nekomatagi | 2017-05-02 12:00 | その他地区の暗渠