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田柄川をたどる①

今回は、石神井川の支流、田柄川をたどります。
田柄川は、最近リバーサイドさんが記事にしていらっしゃいますが、たどった方向が逆でしたので、私も記事にしてみました。
とは言っても、私がたどっているのは光が丘から西の部分だけで、リバーサイドさんの半分の距離です。
リバーサイドさんの記事と比較されると面白いかと思います。
訪問日:2010/4/4

光が丘団地の西を南北に走る「光が丘西大通り」から田柄川方向を見た写真。
うっすらとへこんでいる谷底のところに田柄川があります。
田柄川をたどる①_b0206463_20232979.jpg


こんな赤いタイル状の舗装がされています。
なんかとても広い。
田柄川をたどる①_b0206463_20234064.jpg


リバーサイドさんの記事にもありましたが、こんな川を模したスペースも作られています。
田柄川をたどる①_b0206463_20235089.jpg


個人的には、この車道と歩道の境のへこみが気になる。

このあと、笹目通りにぶつかり、ぷっつりと痕跡が途切れてしまいます。
田柄川をたどる①_b0206463_20235896.jpg


笹目通りをかなりの距離北に進んでいくと、ようやくこんな暗渠の入口を見つけることができました。
田柄川をたどる①_b0206463_2024874.jpg


これはgooの昭和38年の航空写真。
笹目通りの東側をまっすぐ北上して、その後西にそれていくのが分かります。
田柄川をたどる①_b0206463_20242071.jpg


ここでは歩道となります。
田柄川をたどる①_b0206463_20243027.jpg


歩道はすぐにやめて左へそれていきます。
田柄川をたどる①_b0206463_2024395.jpg


ここで一般道を横切ってまっすぐ進む・・・ように見えますが、実はここを左折するのが正しいようです。
田柄川をたどる①_b0206463_20244829.jpg


これはgooの昭和38年の航空写真。
これを見ると、上から来て交差点を左折しています。
現地ではちょっと判断つかないですね。
訪問時は、上から突き当たりまで行って、左折して戻ってくる道が正解と思っていました。
田柄川をたどる①_b0206463_20245731.jpg


うーん、この道のどこが暗渠なのでしょうか。
歩道部分でしょうか。
田柄川をたどる①_b0206463_2025585.jpg


ここで右折します。
不自然な歩道があるので分かりやすい。
田柄川をたどる①_b0206463_20251410.jpg


ここで歩道の位置が逆転します。
うーん、どこが暗渠部分だ?
田柄川をたどる①_b0206463_20252324.jpg


蛇行しながら進み・・・
田柄川をたどる①_b0206463_20253144.jpg


ここでは歩道が草ぼうぼうです。
田柄川をたどる①_b0206463_20254547.jpg


さあ、こんなところに出てしまいました。
大規模に区画整理されています。
ここをうまく通過できるのでしょうか。
田柄川をたどる①_b0206463_2025569.jpg


わは、広い。
遠くで鶏が鳴いていたことを、リバーサイドさんの記事で思い出しました。
この奥に見える林のある場所かも知れません。
田柄川をたどる①_b0206463_2026713.jpg


結構道に迷いまして、何とかここを見つけました。
区画整理エリアを抜けるのに20分かかりました。
ここまで来れば分かりやすい。
田柄川をたどる①_b0206463_20261621.jpg


この辺は畑が多いですね。
ここで「地蔵通り」を横切ります。
田柄川をたどる①_b0206463_20262718.jpg


この辺から左に曲がり始めます。
最終的には180度反対方向まで回ることになります。
田柄川をたどる①_b0206463_20263749.jpg


ここの左側には「土支田(どしだ)農業公園」があります。
田柄川をたどる①_b0206463_20264748.jpg

田柄川をたどる①_b0206463_2027389.jpg

どんどん左に回っていきます。


どんどん左へ。
正面には「練馬清掃工場」の煙突が見えます。
このあと、あのすぐ脇を通ることになります。
田柄川をたどる①_b0206463_20271379.jpg


この辺は、畑の土がかなり暗渠上に降ってしまっています。
田柄川をたどる①_b0206463_20272392.jpg


排水口が保護色になっています。
田柄川をたどる①_b0206463_2027323.jpg


清掃工場の煙突が右手の位置に移動しました。
このあと、煙突が右斜め後ろに見えるまで左に回っていくことになります。
田柄川をたどる①_b0206463_20274362.jpg


こんな感じで回っていき・・・
田柄川をたどる①_b0206463_20275482.jpg


ここの段差がちょっと面白い。
U字溝を階段代わりに。
田柄川をたどる①_b0206463_2028588.jpg


ここでようやく左回りが終わり、今度は右回りが始まります。
田柄川をたどる①_b0206463_20281550.jpg


なぜか道の右側にU字溝がたくさん置かれています。
余っちゃったんでしょうか。
田柄川をたどる①_b0206463_20282779.jpg

次回に続きます。
次回はまた180度右に回っていくことになります。

青が今回までのルート、赤が次回のルートです。

# by ankyo-nekomatagi | 2010-10-21 20:55 | 石神井川系  

板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足

10/16、17日の両日、板橋区・練馬区の暗渠を再訪してみました。
主にHoLiveさんからいろいろと情報をいただいており、その確認をしなければとかねがね思っていたところです。

それに、この1ヵ月ほどでいくつかご紹介した板橋区・練馬区の暗渠を訪問したのは冬でしたからね。
もう1年近くもたって、変わっているところもあるはず。

中板橋駅前の暗渠
訪問日:2010/10/16
まず、中板橋駅前の暗渠の記事で、弥生小学校の北側を回ってきているというHoLiveさんからの情報。
いやー、ありましたねー。
コンクリート蓋暗渠。
なぜか大谷石のブロックを重ねてふさいでいます。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18565431.jpg


小学校の北側の敷地から出てきていますが、先の方はよく分かりません。
黒いビニールシートで隠されています。
金網を乗り越えてビニールシートをひっぺがしたい衝動にかられましたが、やめておきました。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1857386.jpg


振り返ったところ。
このブロック、何か意味があるのでしょうか。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18571716.jpg

この先の突き当たりを右に曲がると、前回の報告でたどったコースとなります。

なお、もう一つのHoLiveさん情報の「上流端に池」という件ですが、これは個人宅をのぞき見するような形になってしまうので、はっきりとは確認できませんでした。
場所だけでも特定できるとよかったのですが。

石神井川・羽沢支流の支流
石神井川・羽沢支流の支流が、支流に合流するあたりを省略してしまっていましたが、流路も分かったのでご報告します。
元記事はこちら
訪問日:2010/10/17

これは、gooの昭和38年の航空写真をキャプチャしたもの。
西から「支流の支流」が合流しているのが分かります。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18573041.jpg


これは合流地点で上流方向を見た写真ですが、この右の歩道のところから合流していたようです。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18574389.jpg


「支流の支流」の上流方向をみると、暗渠らしさはほとんどありません。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1858288.jpg


しかし、左手の駐車場との段差はこんなにあり、
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18581461.jpg


右手との段差もこんなに。
谷地形ははっきりしています。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18582338.jpg


暗渠らしさもなく進んでいくと、銭湯がありましたね。
「川場湯」。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18583240.jpg


そして突き当たりがJA。
川があった頃は、ここをまっすぐに進んでいたはず。

「ここの駐車場がへこんでいる」というHoLiveさんの情報ですが、この位置ではそのような形跡はありません。
ここから少し左の方にある道を歩いて行きます。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18584273.jpg


ここがその駐車場のようです。
確かに奥の駐車場よりも、手前のJAの駐車場の方が低いですね。
左奥は小公園になっていますので、そちらから見てみると、
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18585242.jpg


こんな感じ。
1~2メートルくらいの段差があります。
これだったんですね。
左奥の方向は石神井川ですから、手前がへこんでいるのは、ここが川だったという以外に理由が考えられません。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1859660.jpg


前回の報告場所以降で、それ以外の痕跡はほとんどありませんでした。
なお、最上流の開渠は、このように健在でした。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18591819.jpg


この位置から振り返ると、家の脇を細いながらもコンクリート蓋が続いています。
一応川の痕跡ですね。
前回はこの左に建物があって、物理的にも心理的にも撮影しにくかったのですが、更地になっていたので今回は写しちゃいました。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18592951.jpg


なお、開渠の位置は「ペコンとへこんだ道路」と前回書きましたが、離れて見ると、「ペコン」どころではなく「かなり」へこんでいることが分かりました。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18593897.jpg


石神井川・桜台支流
訪問日:2010/10/17
さて、HoLiveさんからの最後の情報、桜台支流における上流端。
こちらの記事のコメントで情報をいただいていました。

これが開進二小の北の細道暗渠。
また行ったらまたゾクゾクしてしまいました。
またゾクゾク。
この細さはたまらない。
ここで振り返ると・・・
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18594787.jpg


何やら扉で隠されている。
すき間からのぞき込むと、
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_18595969.jpg


うわ、いろんなものが繁茂していてわけが分からない。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1901035.jpg


扉の上からも撮ってみましたが、判別不能です。
ここにコンクリ蓋暗渠があると聞いていましたが。
植物の減る冬に来るしかないですね。
ちょっと残念。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1902235.jpg

ということで、HoLiveさん情報の大体を確認することができて満足です。
HoLiveさん、本当にありがとうございました。

風呂釜支流の現在
訪問日:2010/10/16

板橋区に行ったついでに、風呂釜支流にも寄ってみました。
前回の記事はこちら
すると、入口が金網で封鎖されていました!
もう入れません。
脇からのルートで入る方法もまだ残っているかも知れませんが、不法侵入度はよりアップしています。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1903474.jpg


反対側に回ってみると、きれいにコンクリート舗装されていました。
こちらも大変な変わりようです。
金網の入口が開いていますが、用もないのに入れる感じじゃありません。
我々が狂喜乱舞したこの暗渠、手の届かないところへ行ってしまったようです。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_191458.jpg


大谷口上町の現在
訪問日:2010/10/16

風呂釜支流からもほど近い、大谷口上町も見てきました。
前回の記事はこちら

んー、なんか全然変わっていない。
あれから6ヵ月が経っているので、ピカピカの高層集合住宅がデンと建っているのを想像してましたが、拍子抜けしてしまいました。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1911625.jpg


遺構がちょっと残っているところも変わらない。
そして階段も大体残されているようです。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1912841.jpg


上から見ると、おおー、草ぼうぼうですね。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1914186.jpg


重機も姿がないし、重機が通るための鉄板も撤去されているようです。
しばらく遺跡として保存するつもりでしょうか。
板橋区・練馬区の暗渠をめぐる-過去記事の補足_b0206463_1915362.jpg

今回は、風呂釜支流の封鎖が一番ショッキングでしたね。
暗渠はいつなくなるか分からないので、早くいろいろ回っておかなくちゃと、また意欲を新たにさせてくれる今回の暗渠めぐりでした。

# by ankyo-nekomatagi | 2010-10-20 19:21 | 石神井川系  

横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤

横浜・千代崎川の最終回です。
今回は支流を遡上します。

ここが支流が合流してきている地点(再掲)。
この先の広い通りに出ると・・・
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19235353.jpg


こんな道。
普通の道ですね。
最初に本流をたどった時は、支流の存在に全く気がつきませんでしたが、これでは無理もないと思えます。
この写真の先に見える坂を登らずに、上り坂の手前を右に曲がったところから暗渠らしき道が始まっています。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1924626.jpg


こんな感じ。
階段を下ります。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19242065.jpg


下りた先はこう。
これ、これですよ。
暗渠っぽい。
やっぱり支流です。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19242959.jpg


少し進むと左手の崖が高くなってきました。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19244448.jpg


こんなに水がしみ出している所も。
真ん中に黒い蝶がとまっているのが見えるでしょうか。
撮影技術がアレでうまく撮れません。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19245749.jpg


先に進むとこんな風になっちゃいます。
アパートの敷地。
暗渠はこの左側の道のようです。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1925652.jpg


反対側に回り込んでみました。
やはり先ほどの所から続いているようです。
アパートを回り込んできている。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19251598.jpg


ここでまた暗渠サインを見失いますが、ちょっと離れたここにつながっているようです。
ここは円大院というお寺の脇。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19252459.jpg


少し進むと暗渠らしさが戻ってきました。
ホッ。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19253682.jpg


この先は、こんなに開けた場所とか、
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19254587.jpg


ここは迫力の配水管が。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19255373.jpg


右側(左岸)から側溝で流れ込んできている流れもあります。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1926238.jpg


ここで変な階段を発見!
かなり傾いています。
最初からこういう風に作ったのでしょうか。
地震で傾いたとも思えないし・・・
手すりもないので、登るのは相当危険。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19261256.jpg


階段を登りきってもまだかなりの段差があります。
ますます不可解。
楽しい。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1926215.jpg


その先。
急に視界が開けました。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1926307.jpg


・・・と思ったらまたこんな高い崖に。
変化に富んだ風景が面白い。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19264138.jpg


・・・・と思ったていら突然土手に阻まれてしまいました。
がっくり。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19265145.jpg


階段を上って右側を見ると、いつの間にか谷筋からずれていました・・・というわけではなく、こちらが盛り土されただけなのでしょう。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1927220.jpg


谷底に降りて下流方向を見ると・・・ちょっと暗渠っぽい雰囲気も。
並行する流路だったような気がします。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19271235.jpg


土手道から左手を見ると、墓地が広がっています。
「根岸共同墓地」という広大な墓苑です。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19272219.jpg


土手の反対側にはこんな道が続いています。
暗渠らしくない道ですが、先へ進みましょう。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1927331.jpg


この右の道を蛇行していきます。
左の登り坂は墓地への入口です。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1927589.jpg


すぐ先は広場みたいになっています。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_1928974.jpg


む、広い。
しかし、残念なことにこの先は行き止まりになっていました。
地図で見ると、反対側に回り込んでもそこは米軍住宅です。
日米関係にひびが入るのもよくないので、ここで諦めます。
横浜・山手の台地を削った千代崎川をたどる⑤_b0206463_19281987.jpg

なかなか探索心を満足させてくれる暗渠でした。

# by ankyo-nekomatagi | 2010-10-19 19:32 | 横浜市の暗渠