広尾の裏路地を歩く

さて、今回は暗渠ではなく、細道・裏路地を訪ねてみたいと思います。
行ってみたら暗渠っぽい雰囲気もあって意外だったのですが。

場所は広尾。
広尾の駅を降りてみれば、歩いているのは外国人がやたら目立つ。
周りに大使館が多いからなのでしょう。
こんな所に裏道があるのでしょうか。
訪問日:2010/8/21、2010/8/28

ここが広尾の交差点から西に伸びる「広尾散歩通り」。
突き当たりはお寺です。
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歩道の路面にはこんな表示も。
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お寺の前から右(北)に曲がる道があります。
ここを入ってみましょう。
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突き当たりで右を向くと、広尾とは思えない細い路地が続いています。
でも、この道はこのエリアでは広い方なんです。
「メインストリート」と呼んでおきましょう。
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少し進むと、右手に広尾散歩通りへ出る細い抜け道があります。
マンホールが多い。
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左にも曲がる道があります。
「メインストリート」の北側にもう一本東西に通っている道があるようです。
そちらに行ってみましょう。
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さらに細い路地が待っていました。
そしてこのマンホールの多さ!
この写真の中に12個のマンホールが一直線に並んでいます。

この左手はすぐ聖心女子大のはずです。
しかしそんな雰囲気は微塵もありません。
バリバリの下町、という感じ。
もちろん聖心女子大につながる出入り口はありません。
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上の写真ではマンホールが見えにくかったので、拡大してコントラストを調整してみました。
マンホールの行列。
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この道を先に進んでみると、何と井戸が!
暗渠サインとされている物件に次々と出会います。
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右を向くと、「メインストリート」を横切る道が続いています。
こちらへ向かいます。
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先を左折しています。
実は、ここからカクカクと曲がりくねった裏路地が始まります。
今回の目玉のルート。
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突き当たりを左に曲がるとすぐ右折。
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右折したらすぐ左折。
まっすぐ行けないこともないようですが、ちょっとためらいます。
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左折すると、少し長い道が続いて、突き当たりはT字路になっています。
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突き当たりで右を向くと、また左折している。
まっすぐ突っ切る道もありますが、これは道ではないと思います。
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この場所で左を向くと、すぐに「メインストリート」です。
こちらへは向かわず、前の写真の方へ進み、左折してみます。
何だかよく分からなくなってきました。
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左折したらまたすぐ右折して(もう記憶があいまい)...
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小階段を下ります。
三連チャンのマンホールがとぼけている。
その先もマンホールだらけです。
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階段を降りたところで右を向くとこんな感じになっていました。
細い。
そしてマンホールだらけ。
先ほどまっすぐ行き損ねた道がここにつながっているのかも知れません。
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この先は、「広尾散歩通り」がもうすぐ。
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左手を見ると、何やら荷物だらけの玄関のお宅が。
うーん、ここは本当に広尾か。
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「広尾散歩通り」へ抜けてきたところ。
広尾を訪れた人の誰がこの道に気がつくのでしょうか。
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さて、このエリアにはもう一本曲がりくねった道があります。
先ほどの道よりも西側。
ここを入っていきます。
すぐに突き当たりますが、
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突き当たりを左折すると、すぐに右折。
右折するところにはここのお宅の玄関があります。
鉢合わせしたら申し訳ないので、足早に通り過ぎます。
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右折すると、また左折しています。
ここにも少し段差が。
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突き当たりを左折すると、すぐにいい感じの階段が現れます。
その先はまたまた突き当たり。
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右折するとまたもやマンホールの大群。
この先は「メインストリート」にぶつかります。
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なお、このエリアの東端には銭湯があります。
「広尾湯」。
まあ、ここは笄川からも近いわけですから、銭湯があってもおかしくない。
笄川から近いということは、このエリアに支流が流れていてもおかしくないわけです。
「メインストリート」ではなく、マンホールの多い北側の路地が有力という感じがします。
古地図をあたるなどすれば分かるのでしょうか。
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なお、このエリアにはもう一つ井戸がありました。
どれだけあるんだ。暗渠サイン。
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今回は裏道歩きだったのですが、暗渠歩きと同じような感覚を味わえ、不思議な感じのする場所でしたね。
「おしゃれ」のイメージの強い広尾の一本裏にこんな迷宮が隠れていました。
これほど込み入った地域は、本場の下町にもあまりないのではないでしょうか。
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# by ankyo-nekomatagi | 2010-10-01 21:44 | その他もろもろ | Comments(12)  

石神井川羽沢支流(仮)とそのまた支流をたどる

今回は、石神井川の支流をご紹介していきましょう。
まずは、国土地理院「数値地図 5mメッシュ(標高)」CD-ROMから、石神井川近辺の地形陰影図をご覧下さい。

石神井川の北側には、田柄川以外の谷筋がほとんどありません。
これに対し、南側はこの陰影図の範囲内だけで10本以上の谷が存在します。
なぜそうなっているのかはよく分かりませんが、北側は田柄川が長く発達したために、水流がそちらに取られてしまったのではないか、と勝手に推察しています。

この図の右端には、前に紹介した大谷口の谷も見えます。
中板橋は、この図の右端よりも右にあります。はっきりとした谷地形ではないので、この陰影図の範囲からは外してあります。

これらの谷筋には、ほとんどに川跡が残っています。
順に紹介していきたいところですが、右から2番目の「エンガ堀」はちゃんと網羅して歩いていませんでしたので、あとできちんと撮影にいってから紹介したいと思います。
今回はその西隣の暗渠をたどります。
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これがその暗渠を拡大したところ。
名前はよく分からないので、地名を取って「羽沢支流(仮)」とします。
西からさらに支流が合流していたようです。
そちらも後でたどります。
訪問日:2009/12/20
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これが石神井川にかかる「仲羽橋」。
ここからスタートします。
ここの最寄りは有楽町線「氷川台駅」。
(羽沢2-40)
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これが合流口。
ちゃんと水は流れているようです。
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関係ないけど、対岸からは結構な勢いで水が噴出していました。
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スタートして間もなくは、暗渠らしさがほとんどありません。
このコースでいいのか不安になります。
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しばらくすると、敷地を不自然に横切る道に続きます。
このルートで間違いないようです。
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その先はまた暗渠なのか何なのか分からないコース。
この先で団地に突き当たり、
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右、左とクランクします。
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その先はこんな感じ。
道路が不自然に右へピョコッと飛び出しています。
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ここだけ細くなっているという区間。
入口と出口の車止めが見えますが、その間5メートルほど。
非常に短い車両通行禁止区間です。
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その後も、蛇行はしているものの暗渠らしさなし。
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やがて道脇に「羽沢ふじ公園」が登場。
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さらに先。
道が細くなりました。
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また広くなりました。
あからさまに蛇行しています。
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そしてここへ。
待ってました、立派な車止め。
ようやく暗渠らしい雰囲気が出てきました。
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カクンカクンと曲がりながら進みます。
暗渠脇との段差もかなり高くなってきました。
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と思ったら、その先でここに出てきて終わりになってしまいました。
路面には練馬区の暗渠特有の青いペイント。
この写真サイズでは読めませんが、ちゃんと「水路敷」と書いてあります。
この先は正久保通りと斜めに合流する形になり、痕跡はもう見出せません。

なお、ここの最寄り駅は西武有楽町線の「新桜台駅」。
「西武有楽町線」って知ってますか?
(羽沢2-1)
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暗渠としては盛り上がり要素の少ないルートでしたが、道路として不自然な箇所が多かったのがちょっと面白かったと言えましょうか。

さて、続いてこの支流の支流に向かいます。
まずは上流端を探します。

それらしき場所がなかなかなく、ようやくたどり着いたのがこのペコンとへこんだ道路。
ここが谷頭と見ました。
(桜台2-32)
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へこんだ所まで行って左(下流方向)を見たところ。
金網越しに見えるのは・・・
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何と開渠でした。
練馬区ではこのはしご式開渠はほとんど見られません。
取り残されたように残っているこの開渠。
いいものが見られました。
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開渠をたどるわけにはいかないので、反対側に回り込んでみると、こんなあからさまな暗渠が。
青いペイントもちゃんとあります。
ここをさかのぼります。
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先を左に曲がり、
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普通の道に出ました。
この公園との間には2mほどの段差が。
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振り向いたところ。
私好みの暗渠らしい暗渠でしたが、短い区間でしたねぇ。
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ここから上流方向を見ると、こんな感じ。
普通の道ですが・・・
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突き当たりは先ほどの開渠の続きの場所でした。
完全に民家の敷地内です。
逆にこんな立地なら、この開渠は今後も消滅する心配はないのではないか、という気がします。
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これより下流はこんな感じ。
この先はもう暗渠らしさはなく、合流地点も全く分かりません。
ここで終了としましょう。
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羽沢支流(仮)とその支流とも、暗渠らしさはあまりありませんでしたが、時々ワクワク感を味わわせてくれるルートでした。

さて、次の石神井川支流はどんな顔を見せてくれるのでしょうか。

今回のルートです。赤が羽沢支流(仮)、青がそのまた支流です。

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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-30 22:05 | 石神井川系 | Comments(5)  

江川堀をたどる②

荒川区、江川堀の2回目です。

暗渠らしい、細くて蛇行する道が続きます。
右手は材木屋さん。
材木屋も暗渠サインの一つなんですよね。
何でだったっけな。
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こんな風に続き・・・
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道を横切ります。
うわー、壁のコケがすごい。
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こんなすごいコケの脇を通ってさらに先へ。
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こんな風に何度もほかの道を横切ります。
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暗渠につきものの建物との段差。
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また横切った後・・・
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広い道に斜めにぶつかる。
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斜めに横切って先へ続いています。
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振り返って、今通ってきた道を見たところ。
この光景もいいですねぇ。
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これが先に続く暗渠の入口。
何事もなかったのように再開しているのが面白い。
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いやー、細いですねぇ。
良い感じです。
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ここのお宅も段差が。
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ここの右側に見える草むらの所から・・・
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側溝で水が流れ込んできています。
支流というべきか・・・。
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そして、こんな五叉路に出ます。
どっちへ行くのか?
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正面左の道ですね。
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まだまだ続く。
駐車場の脇を過ぎると・・・
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先が細くなっています。
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うわー、住宅がはみ出しています。
細い道がさらに半分の細さに。
これは無茶だ。
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そこを抜けて振り向いたところ。
このお宅、完全に暗渠に片足乗っけています。
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その先はこのように続き・・・
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いよいよゴールが近づいてきました。
ここは一見すると私有地内で入れなさそうですが、
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ぎりぎり抜けられます。
たぶん地元の人も抜け道として使っていそうなので、突入します。
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その先はこんな未舗装路になっています。
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部分的にコンクリートが敷かれています。
これはコンクリート蓋暗渠とは言いませんよねw
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その先で突き当たりに出て、あとははっきりしなくなります。
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突き当たって振り返ったところ。
うーん、これは暗渠探索意欲をかきたてられる入口ですねぇ。
こっちからスタートしてもよかったかも。
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この先は、「これかなー」みたいな怪しいルートもあるのですが、はっきりこの暗渠の続きとは断定できないので、ここでやめておきましょう。

前半は広くてぐにゃぐにゃ蛇行する不思議暗渠、後半は典型的な裏道暗渠で、一粒で二度おいしいみたいなお得な暗渠でしたね。

なお、余談ですが、江川堀周辺(というか町屋)には「第四峡田小」「第五峡田小」「第七峡田小」などの小学校がありますが、「峡田」は「はけた」と読むようです。
「はけ」の意味はやはり「崖」なのでしょうね。
この辺はかなり平らなのですが、隅田川に向けて崖だったのでしょうか。
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# by ankyo-nekomatagi | 2010-09-29 18:57 | その他東京の暗渠 | Comments(10)